何故フェ風が遠い…。
はろいんもすっかり忘却の彼方でしたが、う~んあれの続きを読みたい方がいらしゃるのだろうか。
さて『純喫茶磯部』見直しします。
昨日借りてきたんですが、覚えているのが最初と最後のみ。あとはクッションによりかかり爆睡していたようです。
女子高生の里依紗ちゃん可愛い。
そしてサイトのお掃除を兼ねてファイルの整理をしていたら、ジェピのかぷなりが出出来たので懐かしかったんで折込に入れときました。
こんな無茶ブリコンセプトで小説を書いていたんだなぁ私は…シミジミ。
カプなり100の質問
カップリングなりきり100の質問1~10
ジェイピオver.
配付サイト→http://bianca77.easter.ne.jp/
1.あなたの名前を教えてください
J「ジェイド・カーティスと申します」
P「ピオニー・ウパラ・マルクト九世」
J「ウパラの響きは可愛いですねぇ」
P「うっさい。」
2.年齢は?
J「35歳になりました。」
P「という事は,俺は36歳だな。」
J「歳をとると、年齢を思い出せなくなるそうですね。」
P「…お前とひとつしか違わないんだが。」
3.性別は?
J「男です。」
P「俺が男でなかったら、困るだろ?」
J「いえ、別に」
P「Σ」
4.貴方の性格は?
P「自分の性格は自分ではわからん。」
J「真面目な正直者です。」
P「どの口がそんな事を言うんだよ。」
J「この口ですが、何か?」
5.相手の性格は?
J「コスプレ至上主義で、天真爛漫と言えば聞こえもいいですがノー天気と総評され、親馬鹿ならまだしもぶうさき馬鹿」
P「…。」
J「適切ですね。」
P「…こんな性格だ。」
6.二人の出会いはいつ?どこで?
P「ネビリム先生の教室だよな?」
J「最初にあったのは、道路ですよ。」
P「あれ?」
7.相手の第一印象は?
P「サフィールを虐めてて、意地の悪い奴だと思った。」
J「…。」
P「どうせ、馬鹿だとでも思ってたんだろ?」
J「自覚があるんですか?」
P「本当に思ってたのか!?」
8.相手のどんなところが好き?
J「どこでしょう?」
P「なんで、俺に聞くんだよ?」
J「(馬鹿なところと言ったら怒るでしょうねぇ)」
9.相手のどんなところが嫌い?
P「別にないな。」
J「…という寛容さが時折疎ましいですね。」
10.貴方と相手の相性はいいと思う?
P「親友なんだから相性はいいだろ?」
J「忍耐強い自分を褒めてあげたいと思います。」
P「お前が言うな!!」
素敵マガさまのを読んだ事がありますので、がたぶるです。
それにしても才能ないなぁ(涙
11.相手のことを何て呼んでる?
J「皇帝ですので『陛下』とお呼びしています。」
P「ジェイド。」
J「数年前までは『殿下』でしたねぇ。」
P「そっちの方が呼ばれ馴れてるぞ。」
12.相手に何て呼ばれたい?
J「特別な希望はありませんが『可愛くないジェイド』は止めていただきたいですね。」
P「実際可愛くないじゃないか。」
J「………ピオニー。」
P「…っ。急に名前で呼ぶな。」
J「おや、どうかしましたか?」
13.相手を動物に例えたら何?
P「…兎?」
J「目が赤いからですか?単純ですねぇ。」
P「じゃあ、お前はどう思ってるんだよ。」
J「皇帝を比喩するなんて滅相も無い(にこっ)。」
P「…。(ロクでもないことを考えてやがるな。)」
14.相手にプレゼントをあげるとしたら何をあげる?
P「こいつの欲しがるものなんて、検討もつかないな。」
J「おや、そうですか?(にっこり)」
P「…。(言わなきゃ良かった)」
15.プレゼントをもらうとしたら何がほしい?
J「命をかけても手に入らないものですかねぇ。」
P「…。」
J「おや、どうしました?」
P「俺はもらってるからいい。」
J「(可愛いことを…。)」
16.相手に対して不満はある?それはどんなこと?
P「あるような気もするが、改めて聞かれると無いな。」
J「というような、寛容さは、とてつもなく不満です。」
P「Σさっきから、なんなんだよ。」
J「別に。」
17.貴方の癖って何?
P「立ったときに腰に手をあてる?」
J「そのまま、片手で牛乳を飲めば、風呂上りのおっさんそのものですね。」
P「お前の嫌味は癖そのものだ。」
18.相手の癖って何?
P「後ろ手を組んだり、眼鏡を押し上げたりするけど、あれは本当に癖か?意識してやってるような気がするぞ。」
J「さあ、どうでしょうね。(にこ)」
P「(胡散くさい…。)」
19.相手のすること(癖など)でされて嫌なことは?
J「ぶうさぎに名前をお付けになるのは、皆迷惑していると思いますが?」
P「大好きな奴の名前を付けて何が悪い。」
J「…そのうちに『ウパラ』というペットを飼いますよ。」
P「俺の方が可愛いから問題ない。」
J「…。」
20.貴方のすること(癖など)で相手が怒ることは何?
J「愛想をよくするとキモイとおっしゃいますね。」
P「お前がお前らしくないのは嫌いだ。」
J「(可愛すぎる答えですね。)」
21.二人はどこまでの関係?
J「既成事実のある関係です。」
P「事務的な言い方だ。」
J「では、恋人同士です。」
P「Σ」
22.二人の初デートはどこ?
P「デート…。」
J「二人で出掛けたというのなら、子供の頃、ロニール雪山に魔物を殺しに行きました。」
P「行った、確かに行った。けど、それはデートじゃないだろ!?」
23.その時の二人の雰囲気は?
P「このまま、答えるのか?」
J「私は鬱陶しかったです。陛下もずっと黙ったままでしたね。」
P「…。」
J「こんな雰囲気ですか?」
24.その時どこまで進んだ?
J「山の中腹位までは。」
P「…(絶対わざとだ。)」
25.よく行くデートスポットは?
P「今からつくるから、外出させろ。」
J「陛下の私室か、私の執務室で充分です。やることはやれますから。」
P「そんなのはデートじゃない!!(泣)」
26.相手の誕生日。どう演出する?
P「女なら花でも送るんだが…お前は何かくれるか?。」
J「国を上げて盛大に式典が開かれますので、特別には必要ないかと思われますが?」
P「…それとこれとは、別だ。」
J「(おや拗ねてますね。)では、宝石でも送りましょう。」
27.告白はどちらから?
P「ジェイド。」
J「そうなりますかね。」
P「行動的にはそうだろ?」
J「では、実力行使で告白致し「ジェイド!!」。」
28.相手のことを、どれくらい好き?
J「私の行動全てに制限をつける程に。」
P「……足枷になっているって事か?」
J「貴方が『全て』という意味です。」
P「!?」
J「おや、ご存じありませんでしたか?」
29.では、愛してる?
J「愛という言葉の総意を未だに理解はしていないと思いますので、答えを出しかねます。」
P「お前らしい答えだなぁ。俺も正直わからん、大事ではあるけどな。」
J「それも、貴方らしい答えですね。」
30.言われると弱い相手の一言は?
P「…。」
J「…。」
(お互いに知られたくないらしい)
31.相手に浮気の疑惑が! どうする?
J「元々博愛を旨として頂かなくてはならない職種の方ですので、気にしません。」
P「それは、側室いっぱい囲って子作りに励めという事かよ。」
J「まぁ、そうとも言いますね。」
P「俺は種牛じゃない。」
32.浮気を許せる?
P「俺の『ジェイド』だけど、俺だけの『ジェイド』じゃないからな。」
J「ご心配なく、貴方だけを見ております。」
33.相手がデートに1時間遅れた! どうする?
P「ジェイドが…?あり得んな。」
J「行きたくない約束には、行く気すらありませんから。遅刻などしませんね。」
P「…それ、サフィールの事か?」
34.相手の身体の一部で一番好きなのはどこ?
J「全て。」
P「…お前、質問の意図を考えてるのか?一番だぞ。」
J「そういう事でしたら、全て揃って『陛下』ですので一番は貴方という答えになります。」
P「…もういい。俺は、ジェイドの目が好きだ。」
J「光栄ですね。」
35.相手の色っぽい仕種ってどんなの?
J「無防備な時が一番色っぽいですね。」
P「お前は、自分が相手にどう見えるのか計算してやってるよな。可愛くない。」
J「素材に恵まれているものですから。(無意識に艶っぽい貴方の方が遙かに問題ですよ。)」
36.二人でいてドキっとするのはどんな時?
J「陛下の行動は、論理の構築と合理性を欠いているのでいつも驚かされます。」
P「馬鹿なら馬鹿ってはっきり言え!」
J「畏れ多くて、そんな事は申し上げられません。(にこ)」
37.相手に嘘をつける? 嘘はうまい?
P「ジェイドは意外と誰にも嘘はつかないな。」
J「そんな事を言うのは、貴方くらいですよ。どうしてですか?」
P「真実を告げない事と嘘をつく事は別だと思う。」
J「…確信を持った事以外は言いたくないだけですよ。(鋭すぎですね)」
38.何をしている時が一番幸せ?
P「ぼ~っとしている時。」
J「では、今朝の会議中はさぞ幸せでしたね。」
P「‥反省してます。」
39.ケンカをしたことがある?
P「今は減った。」
J「皇帝に即位される前の方が多かったですね。」
40.どんなケンカをするの?
J「口論です。」
P「最後には、お互いに相手の話を聞いてない。自分の言いたいことだけ言ってる。」
41.どうやって仲直りするの?
J「陛下の頭が鶏なので、次の日には普段通りです。」
P「…。(お前は蛇みたいに執念深いけどな。)」
42.生まれ変わっても恋人になりたい?
P「…今と同じ立場なら嫌だな。」
J「それは、上下の…「違…いやそれもある!」
43.「愛されているなぁ」と感じるのはどんな時?
J「私の目を反らさずに真っ直ぐに見つめ返してくる時ですね。」
P「こいつの奸計が俺の為だと知った時。」
J「私は軍属ですので、当たり前ですよ。」
P「お前は基本的に他人の為には動かない。…今はそうでもないけどな。」
44.「もしかして愛されていないんじゃ・・・」と感じるのはどんな時?
P「無いな。」
J「貴方を信用させて…かもしれませんよ。」
P「お前になら殺されても良い。」
J「…。(勝てませんねぇ)」
45.貴方の愛の表現方法はどんなの?
P「出来るだけ、相手に触れていたいと思う事…かな?」
J「スキンシップは重要な愛情表現ですけれどね。」
P「…不満そうだな。」
J「扱いがぶうさぎと同じですから。」
P「Σ」
46.もし死ぬなら相手より先がいい? 後がいい?
P「先に死んでお前に『死』を教えてやる。」
J「貴方に死なれる位なら、自殺しますよ。」
P「…………すまん。」
J「これに懲りたら、先に死ぬなどとおっしゃらないようにお願いします。今度言ったら殺しますよ。」
P「おい!?」
47.二人の間に隠し事はある?
P「ある。」
J「あります。」
P「正直者とか言ってたくせに。」
J「申し上げないだけですよ。(にっこり)」
P「…。」
48.貴方のコンプレックスは何?
P「皇帝であること…だろうな。」
J「…。(そこから、貴方を解き放ってあげられない事ですね。)」
49.二人の仲は周りの人に公認? 極秘?
P「一応、秘密か…?」
J「この間ルーク達に見られました。(にこり)」
P「!!!」
50.二人の愛は永遠だと思う?
P「憧れる言葉ではあるけどな。」
J「無垢に信じていられる歳ではありませんねぇ。」
P「Σ信じていた時があったのか!?」
J「願っていた時期はありますよ。…そんなに後ずさらなくても。」
…やっと、半分です。
後半の質問は、相当照れが入ります。(汗)
51.貴方は受け? 攻め?
P「犯られてる…。」
J「犯らせて頂いております。」
P「丁寧に言えばいいってもんじゃないだろう、たまには替われ。」
J「嫌ですよ。」
52.どうしてそう決まったの?
P「こいつに聞いてくれ。」
J「そうですねぇ、陛下に対する自分の気持ちを確認したかったのかもしれませんね。」
P「今も?」
J「今は想いに揺らぎはありませんよ。」
53.その状態に満足してる?
P「ジェイドが良いならいいか…って感じだ。」
J「それに甘えさせて頂いてます。」
P「替わる気は?」
J「皆無です。」
54.初エッチはどこで?
P「こいつの執務室で襲われた。」
J「(数日前から機会を伺っていました。)」
55.その時の感想を・・・・
P「…途中で気絶して助かった。」
J「相当に痛かったようですね。」
P「痛いに決まってんだろう!お前もやられてみろ!」
J「嫌ですよ(にっこり)。」
56.その時、相手はどんな様子でした?
J「貴方の方が辛そうだったのに、『大丈夫だ』とおっしゃいましたね?」
P「お前があんまり酷い顔をしているからだ。」
J「…。」
57.初夜の朝、最初の言葉は?
P「目が覚めたら自分のベッドだった。朝の会議で顔を合わせた時も、普段通りにお澄まし顔してやがる。」
J「…。」
P「…というのは、嘘だ。動揺しているのがバレバレだった。」
J「貴方は本当に普通どおりでしたよ。」
P「流石だろ?」
58.エッチは週に何回くらいする?
J「1~2回ですか?」
P「そんなもんか。」
J「お互いに若くないですねぇ。」
P「ほっとけ。」
59.理想は週に何回?
P「…3回か…4。…何驚いた顔してるんだ?」
J「貴方から増やす回答をするとは思いませんでしたので。」
P「間が空くのも意外と辛いんだよ。そうでなければ、やらない方が「却下です。」」
60.どんなエッチなの?
P「普通…?」
J「ですね。」
P「男同士がどうかと問われると、普通ではないと思うが。」
J「それが前提の質問なので、普通です。」
61.自分が一番感じるのはどこ?
P「…ジェイドの場合は、声だけでもぞくっとする。」
J「可愛い事を言っていると、ここで押し倒しますよ。」
P「やめろ。」
62.相手が一番感じているのはどこ?
J「ナカ…と言いたいところですが、まだ痛そうですね。」
P「けど、お前は入れてる時が一番だろ?」
J「貴方を感じる事の出来る最高の時ですからね。ピオニー。」
P「っ…。」
63エッチの時の相手を一言で言うと?
P「優しいけど、しつこい。」
J「素直で可愛いです。」
64.エッチははっきり言って好き? 嫌い?
P「嫌いじゃないが、複雑な気分だな。」
J「昔はあまり好きではありませんでした。」
P「なんで?」
J「面倒くさくて。」
P「身も蓋もない…俺は女性相手でも充分楽しめるぞ。」
J「……ほお…?」
P「(やば…。)」
65.普段どんなシチュエーションでエッチするの?
J「大半は私の執務室ですね。」
P「俺の私室でも、それなりに。」
J「私は豚小屋では欲情しかねますが?」
P「するときゃ、するくせに。可愛くないなぁ。」
66.やってみたいシチュエーションは?(場所、時間、コスチューム等)
J「この間はメイド姿の「言わんでいい!!」」
P「俺は時間に追われないのが理想だ!!」
J「大声を出さなくても、これ以上は言いませんよ。」
67.シャワーはエッチの前? 後?
P「浴室にいる時ってのもあったが、たいてい後だな。」
J「汚れたままで就寝されると、翌日の業務にも差し支えますからね。」
68.エッチの時の二人の約束ってある?
P「無い。」
J「私の良識の範囲内で収めております。」
P「(どの面下げて言うかな、こいつは。)」
69.相手以外とエッチしたことはある?
P「男は無いぞ。」
J「女性相手では、陛下の方が経験豊富だと思いますよ。」
P「?なんで」
J「別に…街で聞く噂話ですよ。」
P「(ますますやばい気がしてきた)」
70.「心が得られないなら身体だけでも」という考えについて。賛成? 反対?
J「やってみたことはありますが、つまらないですよ。」
P「!?」
J「薬で抵抗出来ない相手なんてそんなものですからね。」
P「俺の事かよ!?」
71.相手が悪者に強姦されてしまいました! どうする?
P「俺をか?なかなか強いぞ、俺は。」
J「そうですが、貴方は懐に入った人間には甘いので、無いとは言いがたいですね」
P「…。」
J「勿論、そうなったら私は冷静ではいられませんよ?」
P「…気を付ける。」
72.エッチの前と後、より恥ずかしいのはどっち?
P「後だな」
J「どうしてですか?」
P「覚醒して、覗き込んでるお前と目が合うとガキの頃みたいに心臓が鳴る。」
J「では、これからはずっと見ていることにします。」
P「悪趣味。」
73.親友が「今夜だけ、寂しいから・・・」とエッチを求めてきました。どうする?
P「サフィールが来るなら俺じゃなくてお前んとこだろ?どうする?」
J「どうもこうも無く却下です。そもそも、私のところへは、そんな要件では来ませんよ。」
P「そうか?」
J「そうですよ。(わかっていないところが危ないですねぇ)」
…こういうのは、小説書くより才能がいるのかもしれません。
息切れしてきました(笑)ゼエハア
74.自分はエッチが巧いと思う?
J「技巧的には自信があります。」
P「俺もあるから、一回犯らせ「却下です。」」
75.相手はエッチが巧い?
P「巧い。」
J「おや、素直な感想ですね。」
P「嘘を付いても仕方ないだろ?」
J「陛下は攻められる側としてもお上手ですよ?。」
P「は?」
J「受け方や反応の返し方がそそりますから。さぞ、女性相手に豊富な経験をお積みになったんでしょうねぇ。」
P「……怒ってるなら、素直にそう言え。」
J「別に。(にっこり)」
P「可愛くないぞ。」
76.エッチ中に相手に言ってほしい言葉は?
J「名前ですね。切羽詰まった掠れた声で呼ばれると抑えが効かなくなりますね。」
P「嫌だとか拒絶の言葉を返すのも、嬉しそうに見えるんだが?」
J「そういう場合は、堕として差し上げたくなりますので。」
P「…鬼畜。」
77.エッチ中に相手が見せる顔で好きな顔はどんなの?
P「顔…というか眼が好きだ。」
J「私も焦点の合わない眼で見つめ返してくる貴方は好きですよ。」
P「なんで?」
J「我を忘れて欲しがっているのが明白ですから(にっこり)」
P「うっ…。」
78.恋人以外ともエッチしてもいいと思う?
P「…したければいいぜ。」
J「ご冗談を。」
79.SMとかに興味はある?
P「…興味じゃなくて、素でやってるよな?お前は。」
J「手段が豊富…と言って下さい。」
P「…。」
J「苦痛に満ちた表情を楽しむ趣味はありませんので、嗜む程度に…というところですね。」
80.突然相手が身体を求めてこなくなったらどうする?
P「あぁ現役を退いたんだなぁ…と「(にこ)今すぐ押し倒しますよ。」」
P「…。」
J「私は無理矢理にでも求めると思いますよ。」
81.強姦をどう思いますか?
P「…てことは、これだよな?」
J「ああ、先の質問ですか。そうなりますね。」
P「はっきり言って怖いし、軽蔑もする。」
J「そもそも相手の気持ちを考えているのならしないものですから。」
P「…だよな。」
82.エッチでツライのは何?
P「やっぱり、ナカだな。」
J「回数を増やせば馴れるものでしょうかねぇ?」
P「しらん…(知りたくもない)」
83.今までエッチした場所で一番スリリングだったのはどこ?
P「スリリング…。」
J「私の執務室でも外には兵士がいますので、声が漏れる事など考えるとスリリングと言えない事もないですね。」
P「お前とやってること自体が一番スリリングだよな。」
J「まぁ、結論から言えばそうですね。」
84.受けの側からエッチに誘ったことはある?
J「大胆に『来い』とかおっしゃいますね。」
P「やりたい時もある、悪いか。」
J「大歓迎ですよ。」
P「………今は言わないぞ。」
J「それは残念。」
85.その時の攻めの反応は?
P「こういう時ほど、焦らす。」
J「お強請りがたまらなく可愛らしいもので。」
P「最低…。」
86.攻めが強姦したことはある?
J「はい。(にっこり)」
P「爽やかに肯定するな。」
J「事実ですから。」
87.その時の受けの反応は?
J「抵抗しないように最初から手を打っておきました。泣く事しか出来ない貴方を犯すのもそれなりに興奮しましたね。」
P「…かなり最低な事を言ってるな。お前。」
J「青年男子を合意なしで組み敷くのは難しいですから。特に貴方は強いですし、機転もきく。力だけでは無理だと判断した上での結果です。」
P「理論立てて説明されても困る…。」
88.「エッチの相手にするなら・・・」という理想像はある?
P「俺が欲しくて、相手も俺を欲しい事…だな。」
J「陛下を除けば、自分の都合がいい相手という答えですね。」
P「人としてはどうだよ、それ。」
J「基本的には間違っていないと思いますよ。」
89.相手は理想にかなってる?
P「叶ってるとは思うんだが?生憎と片方の気持ちも条件に入ってるんでね。」
J「今すぐにでも、証明して差し上げますよ。」
P「遠慮する。」
90.エッチに小道具を使う?
P「なにげに使用されている気がする。」
J「話の流れにそったスムーズな導入が必要かと思います。」
P「オイ…何の話だ…。」
91.貴方の「はじめて」は何歳の時?
P「俺がまだ初々しい…「この場合男性に関してではないでしょうか?」」
P「…33。お前は…?」
J「私がまだ初々しい…。」
P「本気かよ。」
J「どうでしょう。(にっこり)」
92.それは今の相手?
P「…こいつ。」
J「陛下が初めてだった事に安心したのは本当です。」
P「…。」
93.どこにキスされるのが一番好き?
P「目尻。こいつが寄越すキスで一番優しい。」
J「指先。無心でご奉仕頂くのも、お仕えする方に…と思うとぞくりとしますね。」
P「ドS。」
J「お褒め頂いて光栄です。」
94.どこにキスするのが一番好き?
P「好きかどうかはわからないが、首が多い。」
J「しがみついていらっしゃるからでしょうねぇ。私は唇。」
P「えらく普通の答えだな。」
J「吐息すら奪いたいと思いますので。」
95.エッチ中に相手が一番喜ぶことは何?
J「焦らされて、敏感になってきた「ジェイド!」」
P「こいつは何してても、いやらし笑顔だ!」
J「勿体ないので言いませんが、言葉にするのも惜しいほど可愛いです。」
96.エッチの時、何を考えてる?
P「何も。こいつ相手にそんな余裕は無い。」
J「私もですね。」
P「嘘つけ。」
J「そうですか?(貴方相手に余裕があるはずがありませんよ。)」
97.一晩に何回くらいやる?
P「体力が許すだけ。」
J「まぁ、この歳ですし、たいした事はありませんね。」
P「…。」
J「記録にでも挑戦しますか?」
P「勘弁してくれ。」
98.エッチの時、服は自分で脱ぐ? 脱がせてもらう?
J「私は脱がないことが多いですね。」
P「俺は脱がすくせに。」
J「貴方の肢体は見飽きませんから、綺麗ですよ。」
P「…真顔で言うな…。」
99.貴方にとってエッチとは?
J「生理的な欲求を満たすものというよりは、自分や陛下の想いを確認させて頂いている行為です。抱き合うだけで充たされる時もありますし、何度やっても渇望してしまう時もあります。」
P「俺のジェイドを実感する時…かな?」
J「何度も言うようですが、貴方以外を求めたいとは思いません。」
100.相手に一言どうぞ
J「死が二人を分かつまでお仕えします。」
P「どんな手段を使っても、生き長らえて側にいろ。」
J「仰せのままに。」
終わりました~。
楽しんでいただけたら幸いでございます。
お互いが大好きな、あり得ないじぇいぴおだと思いました。(笑
俺の本気を見てみるか(大したこと無)という気持ちで頑張ろう…。
つい最近支部で小説を読むことを覚えました。毎日凄まじい数が更新されるので、途中まで拝見していてしおりを挟み忘れ、一体どれを読んでいたかわからない…なんて事態が毎夜のごとく起こってます。
学ぶくんとケイコちゃんから縁遠い生活なので、凹みますね~。
人気の作品はほくほく状態で読めても、品薄な作品はどこでも品薄だな…とつくづく。でも満たされると書かない傾向なのでのんびり出来て嬉しいかも。
タイバニは面白いや。(笑
さて、続きに苦労性フェリオさんです。
別段寒い訳じゃない。陽気は春のうららだったし、きっちり上着だって羽織っているのだ。
強いて言うなら、心と懐が寒い。
仕方無いのはわかっていても、どうして俺が(わざわざ)買い出しに出てやらなければならないのだ。エメロードならまだしも、何故アイツにと思うと納得出来ない。
俺が出来るせいぜいの抵抗は、自分用の菓子を幾つも買って帰る事だったけれど、これもリスクが無い訳じゃない。
アイツが払わないと言ったら、(俺の奢り)と言う恐ろしい未来が待っているのだ。あまりの恐怖にフェリオは思わず身震いをする。
…意地になって買いすぎたかもしれない…。
そろそろと後悔がフェリオの頭を重くしてきた頃、アパートが見えてくる。部屋の窓が明々としているのを見ると、ほっこりと嬉しくなる自分には呆れた。
まあ、いいか…。
存外自分は単純なんだと思う。首を竦めてクスリと笑った。
少しだけ足取りが軽くなったけれど、そう言えば今日はほのぼのとした気分が訪れると荒んだ出来事がやってくる日ではなかっただろうか?
不吉な思いが脳裏に浮かんだ途端、ドンと扉を閉める音が路上に響いた。つられて振り返ったフェリオは、こちらに突進してくる人影に目を丸くする。
彼は、長い髪を振り乱し自分の名を呼んだ。
「フェリオくん!!」
彼の背後には、路上に置きさられたミニクーパーが、運転席側のドアを全開にして健気に暖機運転を続けていた。ボボボッと鳴くエンジン音が不満そうに聞こえた。
「ザガートさ…ん??」
走り込んで来たかと思えば、急に立ち止まり慣性の法則で後方に倒れ込みそうになって踏み止まる。そして、両手を掴まれまま包み込む様にして、膝を付かれた。
事態を飲み込め無いフェリオが目を白黒している間に、頭を垂れたかと思う男は再び勢い良く顔を上げた。
「申し訳ない、この間は偉そうな事を言って於いて、エメロードを涙させるなど私は万死に値する!」
は、万死?…!?
「えと、そんなに思い詰めなくてもいいんじゃないか、と…俺…。」
きっとたわいない痴話喧嘩だと踏んで、そろそろと手を引き抜こうとすれば、反対にガッシリ掴まれた。
「ありがとう、君もエメロードと同じで優しいんだね。」
結構思いこみの激しいタイプなのだろうか。でも、そういうところは、姉と相性が抜群かもしれない。
フェリオは妙に納得し、ここは、落ち着いてゆっくりと話しを聞くべきだろう思い直した。
常に一人で納得して、鼻息を荒くする姉の存在が目の前の男にだぶる。
「姉はどうして怒ったんですか?」
「彼女が折角作ってくれた昼食について、私がいらない感想を告げてしまったのだ。」
昼…?それって、差し入れの弁当だろうか。そう言えば、今日は珍しく姉が作ってくれたけど。
「普段彼女が食べているものと味が異なっていたものだから、それをつい…。
どんなものでも、エメロードが作ってくれたの食事に不満はなかったのだけれど。私の不用意な一言が彼女を傷つけてしまった。」
…え、と…それって…。
点と点が線で繋がった予感に顔を歪めたフェリオは、駆けて寄ってきた姉を見つけて息を吐いた。そして、ザガート越しに声を発する。
「姉貴は俺の作った弁当を、自分が作ったと偽ってサガートさんに喰わせてたのか!」
「失礼ね!私が作ったなんて一言も言ってないわよ!」
顔を真っ赤にして声を発してきた姉に、どうやら誤解も解けたようだと気が付いた。後ろからランティスが歩いて来たから、あちらの話しを聞いてくれたのはアイツなのだろうとわかる。
「今日作ったお弁当は正真正銘、私が作ったんだからね!」
ザガートに向けて放っただろう姉の言葉に、彼はやっと納得した表情で俺を解放して、姉を抱き締めた。
「それでも、君を傷つけた事にかわりはないだろう?」
「だって、ザガートがたまたまあげたおかずの味を覚えているなんて思ってもいなかったのよ。」
「エメロードから貰ったモノの味を、私が忘れるはずないだろう。君から貰ったものは全て覚えているよ。」
「ザガート…。酷い事を言った私を許してくれる?」
「私は許したいんじゃない、愛してるよエメロード。」
そうして、態度を豹変させ、らぶらぶになったカップルは、迷惑を掛けたと謝ったのちに、ピンク色のオーラを振りまきながら、深夜のドライブへと旅立って行った。
そうしてふた、り取り残される。
フェリオは歩道と車道を隔てるガードに腰掛けた。ランティスもそれに習ったので、コンビニ袋を漁り、相手に珈琲を渡してやった。
自分も買ってきた炭酸飲料に口をつける。そして、溜息を付く。
「…普通気付かないか、あんなこと…。」
ぽつんと呟いたフェリオに、ランティスは首を横に振る。
「ザガートは、優しいがぼんやりだ。
大学時代、俺でもわかるほどに猛アピールをしていた女がいたが、アイツは全く気付いていなかった。通常から普通に優しいので当然相手は誤解し、最後は修羅場になった。
それでもアイツは気付かなかった。」
「…それは大変だったな…。」
さっきの様子を見ていれば、巻き込まれたんだろう出来事が簡単に想像が付き、フェリオは心底気の毒にという表情で隣りの男を見る。
そして、もう一口飲み込んでから思い出した事をランティスに話してやった。
「エメロードも大学時代の友人と好きな相手が被ったらしくて、騙しただの、利用しただの、絶交だのとそしりを受けたらしいが、全部誤解だからって無かった事になっていた。」
「…それは…。」
「だと思う…。」
ふたりが沈黙したのは、話題の友人がどうやら同じ人物ではないか気付いたからだ。お互いしか見えていないエメロードとザガートの間で、さぞ辛い想いをしたのだろうと考えれば、他人事とも思えない。
フェリオは思わず、名も知らない姉の友人に、心の中で両手を合わせる。
(迷わず成仏してください。)
そして特別に居心地が悪くもない沈黙続く。
ほっこりとした気持ちになったのはきっと疲れているからだろう。フェリオは少々赤面しそうな思考を打ち消して、考え直す。
「俺は(いわしの梅煮)が好きだ。」
…はぁ?
唐突に語るランティスをジロリと睨み上げたフェリオは、瞼を閉じてフンと鼻を鳴らした。
「また、今度な。」
「ああ。」
クスリと笑う気配がしたけれど、気付かないふりだ。少しだけ、相手に懐いたかもなんて、有り得ない。
昨日からSPとFLY DADDYを続けざまにみてました。
岡田さんと堤さんの立ち位置が逆なのが、なんとも面白いです。
どちらも堤さんが岡田さんを信じてるっていうところが萌えポイントか・笑
FLY DADDYの方の岡田さんは顔に傷のある役なんですよね、こうフェリさんを彷彿とさせませんか?
風ちゃんを守るフェリオを書くテンションがこう、ピーンと張って…るような?
パラレルを先に書いちゃいましたが、TV版でも書きたいのがあるのでお休みの間に出来ると良いな。
自己満足ばっかりですみません。
そして、FLY DADDは岡田さんの友人達が凄い良いと思います。
あんな学校に通ってみたかった・笑
てな訳で、続きに風ちゃんを守るフェリオさん第1弾
鳳凰寺財閥という名は、私が生まれた際に背負ったものだった。
それが苦痛だというつもりは無い。人は己の望みとは無関係に何かを背負いそして、歩いて行く。
けれど、私はそのせいで幼い時に一度誘拐されたことがある。物心がやっとつくような年齢だった事と、目隠しをされていたせいで記憶には殆ど残ってはいないけれど、たったひとつだけ覚えている事実がある。
真っ暗だった世界が一瞬でまぶしくなった時。鮮やかな翠の髪が見えた。小首を傾げるように覗き込んでくる男性の顔は、光に溢れた世界でよく見えなかったけれど、口元には優しげな笑みを浮かべていた。
『怪我は無いか?』
深い声が告げる。ゆるく弧を描いた瞳は、太陽と同じ色をしている。頭の上に乗せられた手がくしゃりと髪を撫ぜた。
『よく我慢した、もう大丈夫だ。』
最後から二番目の願い
ごきげんようと、涼やかな声が響く学園の廊下。前を歩く亜麻色の髪をした少女を見つけた三つ編みの少女がパタパタと走り寄り、肩を叩いた。
ほっそりとした肢体を黒と白の制服に包んだ美少女は、優美な笑みを浮かべて振り返った。
「風ちゃん、今帰るとこ?」
「ええ、そうですわ、光さん廊下を走ってはまた先生に注意されますわよ?」
眼鏡の中の翡翠を僅かに細め柔らかな笑みを返す風に、光は猫耳を出して、周囲を見回した。幸いな事に先生の姿は無くほっと胸を撫で下ろすと、再び笑顔に戻った。
「風ちゃん、冬休みの予定決まった?」
「いいえ、私はまだ決めておりませんが、光さんは今年もパリでお過ごしになるのでしょうか?」
コクリと頷いて、光は両手で拳を握りしめ鼻息も荒く言葉を続ける。そこには、彼女の期待が溢れていたものだから、風はクスリと笑ってしまった。
「あのね、今さっき聞いたんだけど海ちゃんもヨーロッパで過ごすんだって、新年にはパリに来るっていうから風ちゃんも一緒にどうかなと思って。風ちゃん所の別荘もあるだろうけど、うちの方に泊まってくれてもいいし、三人で新年を迎えたいなって思ってるんだ。」
素敵な計画ですわね。そう告げて、風は思案顔に変わった。
「ですが、私も冬は毎年家族で過ごす事になっておりますし、相談してみないと…。」
頬に手を当てて眉を落とす風に光も残念そうに耳を垂らす。
「そっか…だったら、私も小母さんに頼んでみようか?」
「ありがとうございます。でもまずは私の口からお願いしてみますわ。」
丁寧な風に仕草に、光は素直にうんと頷いた。また、明日ごきげんようと告げて去っていく光を見送り、風は小さな息を吐く。
家族と過ごしているのは本当だ。けれど、風には日本を離れたくない特別な理由がある。
幼い時の誘拐事件。記憶としては殆ど残ってはいなかったけれど、旅行に出掛けた際の出来事だったことがうっすらとではあるが、風の心を縛り続けていた。
楽しいひと時ののちの、恐ろしい出来事。
何の記憶もないのに、と風は想う。それなのに、気持ちは不自由にも拘束されていた。
「仕方ありませんわね。」
心は見えないし、触れない。だからこそ自由にはならないものだ。
窓の外を見やれば、うっすらと雨雲が覆いつつあった。本当に今の気分を見せられているようだと、風の心は塞いでいく。
もう一度溜息をついたタイミングで、携帯が震えた。
「はい、お母様どうしました?」
携帯の向こう側で、車のトラブルが起きて迎えが遅れそうだと告げる母の声がした。どれ程掛かるかわからないと言う母に風は大丈夫と告げた。
「人の多い場所を通って参りますから、平気ですわ。ええ、何度も通学しておりますから、大丈夫です。」
母が心配性になるのは当たり前なのだろう。風は携帯を閉じてもう一度窓を見る。
車が来るつもりでいたから傘は持って来てはいなかった。暗くなる前に、という事からも早く家路に向かう方がいいのだろう。
腕時計を確認して風は脚を早めた。
◆ ◆ ◆
駅を出ると家までは少しばかり距離がある。
閑静な住宅地は夕暮れ時とは言っても人影は疎らだ。厚く、灰色の雲が空を覆っているせいもあって町全体は妙に暗い。街灯が灯っていないのが不思議な程だ。
普段ならば愛犬の散歩をする人々とすれ違うものだが、生憎の天気。いまにも泣きそうな空を見据えて、きっと二の足を踏んでいるに違いない。
行きかう車も無く、テレビで見知った清掃業者の車が路肩にとどまっているだけ。あまりに見ない程に、静かな帰路。
角を曲がると家へと続く塀が見えてくる。風が歩道に乗り上げて駐車している車の横を過ぎようとした時、ふいに大きな音がした。
それは清掃車のスライドドアが勢いよく開けられた音であり、風は異変に身を固くする。
そこから飛び出して来た男はふたり。どちらも業者の制服を着ていたが、顔が見えないように覆面を被っている。悲鳴を上げる間もなく風は男達に身体を拘束されていた。
逃げようと身を捩っても、強い力で押さえつけられて動けない。そして両足を抱えて持ち上げられる。
「…!!」
拉致される…!? 身体が恐怖で震えた瞬間に、再び異変が起こった。
「きゃ…!!」
ふいに上半身が自由になり、続けて脚から力が消える。宙に浮いた身体が地面に激突するかと思われたけれど、腰を支えられ抱きとめられた。
ふわりと道路に降ろされると同時に、風の前にいた男が道路に向かって吹っ飛ばされる。道に頭から激突すると両手両足を大の字にして動かなくなる。自分の後ろから脚が伸びているのを見て、息を飲む。
その身体は、風の横を抜けて立ち竦む男の首を拘束する。もがく身体が痙攣したまま地に落ちるのに、数秒もかからなかっただろう。人間が足元に転がるという異常な光景に、風は動けない。
「てめ…ぇ!!」
怒声が響き、車の助手席と運転席から飛び出して来た男達は風に向かって腕を付き付ける。拳銃なのだと知って、風は両手で顔を覆って悲鳴を上げた。
二発の銃声が響き、男達の悲鳴が上がった。
風は恐る恐る両手を下せば、 道路に転がっている人間がふたり増えていた。共に手を抱え込んでのた打ち回っている。
「怪我は無いか?」
振り返った顔に、風は息を飲む。
琥珀の瞳。鼻についた真一文字の傷。鮮やかな翠の髪。背はさほど高くもなく、自分と同じ年程度に見えた。
そして、彼は地面に転がっていた学生鞄を拾い、右手に握っていたモノを仕舞うと表情を緩める。
「もう、大丈夫だ。」
コクリと風は頷くと、彼はにかっと笑い立ち去って行った。
言葉が出なかったのは、想い出と重なったせいだった。まさか、彼が…?けれど、あれから十年以上は経っているのだ。
でも…。
「どうしたの、風さん…!!!」
銃声に気付いた住人達が呼んだのだろう、サイレンの音が近づいてくる。
声を上げて駆けつけてくる家人達が、口々に風を労わる言葉を掛けてくる中、風はもうひとつの事実に目を瞬かせた。
「うちの…制服でした…?」
彼のネクタイに付いていた校章は、風が着ているリボンにも描かれたものだった。
…てなプロローグはどうでしょうか。
近日に、新しいフェ風が加わったので、普段様々なアレを並べている棚を久々に眺めてました。
アンソロが懐かしくて手にとって中をパラパラ…うはは。
自分のものは勿論斜め読みですが、本当に懐かしいなぁ…と。うん、とても楽しかった事を思い出しましたよ。
多分ね、これに参加させて頂かなかったら、オフ会とか脚を運ぼうって思わなかっただろうなぁ。
素敵な出会いに感謝したくなりました。
いつどこで誰に出会う事があるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いしますね。
そうそう、呟きさんでSPの話が出ていたのを拝見して、そろそろ革命編出てるなぁと…(3部作らしかったのは驚きでしたが)見たいですね。あのふたりの遣り取りが見たいなぁ。
TVシリーズの感覚も好きなので、映画の壮大さについていってない部分もありますけど岡田さん見たい。
今日は帰りにレンタル寄ってみようかな…。
見たい映画は多々なれど、映画館に足を運べない自分がモドカシイです。
あ~それと、宮部さんのドラマ見ました。あれは、あれで2時間に纏まっていたとは思いますが、原作ファンからすると悲しいかもしれないなぁと、ちょこっと感想でした(笑
原作付のドラマは、難しいのだね~。(るろ剣とかどうなんでしょうね…。
そして続きに苦労性です。まだ終わらない…。
大型の洋犬を拾った気がした。
ランティスを家に上げれば、部屋が酷く狭くなったように思えた。
こいつ(等)日本家屋に適したサイズじゃない。鴨居を潜る様子は物珍しく、ついつい視線が向かってしまう。 あ、天井も低いなぁ。
器用に潜っている所を見れば、こういう事態は慣れっこなんだろう。
一体あの兄弟がどんな部屋に住んでいるのだろかと、首を捻る。ベッドだって何だって、スタンダードじゃ絶対無理だ。見る機会がこの先訪れるかどうかわからないが、興味が湧いた。
だって、玄関に置いてあるあいつの革靴、尋常な大きさじゃないぞ。絶対特注だ。
そうして食事が出来るまで待ってろと言うと、大人しく椅子に座ってじっとしている。吼えないし、本気で躾の行き届いた犬みたいだ。
(待て)が出来るなら、(お手)はどうだろう…。
奴の前に料理を並べながら、そんな事を考えていた。
ヨシと言ってやれば、両手を合わせてる。(いただきます)こそ言わないけれど、箸使いも含め、本気で躾の良い犬に見えてきて、フェリオの箸が思わず止まった。
けれど、躾の良い犬に見えたのは此処までで、食の進まないフェリオに気付くと(何だ勿体ないな)と呟いて、ガツガツと食べ始める。
コイツ、単に腹が減って大人しくなってただけだ!と気が付いた頃には、皿の料理は跡形もなく消え去っていた。
一生の不覚。一人分ずつ取り分けるべきだった!!!
相手が躾が行き届いた大型犬ではなく、冬眠を前にした羆だったのだと気付いたところで後の祭り。静かに箸を置く様子が白々しい。
文句のひとつでも言ってやるつもりで立ち上がったところで、差し向かいの扉が開いた。
二つ並んだ扉は、姉弟のそれぞれの部屋として使っている。其処から顔を出した姉は指先で、目の端を擦りながら気怠い動作で、いままでフェリオが座っていた席に着いた。
クスンと鼻を鳴らして、エメロードが顔を上げれば、泣き濡れて赤い瞳が痛々しい。
俺は、姉のこういう姿に弱いのだ。
「いっぱい泣いたら、お腹すいちゃった。」
正面にランティスが座っているのを気にする事なく、そう告げる。
「良い匂いしてくるから、目が覚めちゃったの。」
「姉貴はいらないかと思って、其奴に喰わせちまったぞ。」
フェリオの言葉に初めてランティスがいる事に気付いた様で、あらと声を漏らした。それでも、気にした様子は無い。
「普通には食べられないからいいわ。でも、甘いものが食べたいの。」
チラリと上目使いのエメロードは、少しだけ元気になったようでホッとする。何だかんだ言ったところで心配だったのだ。二人きりの家族だ、当然だろうとフェリオは思う。
だから安堵した分だけ、軽口になった。
「……こんな時間に喰ったら太るぞ。」
溜息と一緒に告げてやると、意地悪と返ってきた。
「甘い飲み物入れてやるから、それで我慢しろ。」
「違うの、アレが食べたいの。」
言い出したのは、コンビニに売ってる季節限定のデザート名だ。確かチョコと生クリームがフルーツにたっぷりかかった超高カロリーっぽいお菓子。
「太るぞ。」
「いいもん。もうドレスなんか着ないんだから。」
(ふぅんだ)と唇を尖らす様子は、駄々っ子そのもので、フェリオは大きく溜息をついた。
半ば諦めが入りかけたフェリオに、更なる声が追い打ちを掛ける。
「俺は限定の珈琲だ。」
はぁ?誰がお前の注文なんぞ、聞いとるか!?
当然の様な顔でえらそうに告げるランティスに、頭痛がした。どうしてそんなに自信満々なんだ、お前は。
「あ、私も欲しい。美味しいのよね、あそこの珈琲。
フェリオも一緒飲みましょうよ。三人分買って来て。そうそう、貴方の好きなモノも何か買って来てくれていいから。」
既に買う前提で進む話しに目眩がした。当然のように俺が行くことになっている。ああ、そうですかとツッコミを入れる気力すら萎えた。諦めて、上着と財布を手にして玄関へ向かう。
それでも黙っているのも癪に障るから、ドアノブに手を掛けたまま振り返った。
「後で金は出せよ、エメロードも。あんたもだ!」
指を差すと露骨に嫌な顔をする。客だから奢りが当たり前とか、まさか思っていないよな!?
「…仕方無いな。」
仕方無くない…!!!!!
会話することにすら疲労を感じて、フェリオはトボトボと玄関を後にした。
◆ ◆ ◆
パタンと力無く閉じたドアを見送って、ランティスはエメロードを振り返る。
バイバイと手を振る彼女は、笑っていた。
「いいのか、弟をこき使って。」
「フェリオは優しいの。」
(大丈夫)とエメロードは微笑む。そして(美味しいでしょう?)とランティスに問い掛けた。
置かれた皿を見遣れば、返事などわかったようなものだったけれど、エメロードの問い掛けに、ランティスは敢えて頷いた。
うふふと笑い、でしょうとエメロードは続けた。
「あのね、私達の両親が亡くなった時、私は大学受験を控えてたの。
でも、あの子と二人だけになっちゃったし、何より精神的に不安定で勉強なんて全然駄目だった。ただ毎日机に向かってるだけだったわ。」
進学は諦めようとも考えていた、とエメロードは言葉を続ける。
「そしたらある夜に、フェリオが夜食を作ってくれたの。」
机に膝をついた両手に、ちょこんと顎を乗せエメロードは瞼を落とす。ゆるりと弧を描く唇は、柔らかな微笑みを乗せていた。
「母が私に作ってくれてたのを見て覚えていたのね。
でも、本当に小さい時だったから持ってきたホットケーキは真っ黒でそれはそれは酷い味だったはずなんだけど、私泣きながら食べたから、ショッパイ味しかしなかったわ。
だってそうでしょう?
私の方が幼いあの子を気遣ってあげなくちゃいけないのに、情けないったらなかった。頑張らなくちゃって思ったわ。」
「そして、大学でザガートに逢ったのか。」
「頑張った甲斐、はあったと思うの。でもフェリオのお陰ね。」
瞳を細めるエメロードに、ランティスも表情を緩めた。
(だから、自慢の弟なのよ。)
「料理だって、今では私より上手よ。お弁当はフェリオが作っているんですもの。」
しかし彼女の話に、ランティスは一瞬目を見開いた。その沈黙を待っていたように彼の携帯が着信を告げる。
チラリと画面を眺めてから、着信ボタンを押す。
「ああ、ザガート。今、飯を食っていたところだ。迎えに来てくれ。」
と・に・か・く
放置してるのをなんとか〜(アビスも逆裁も他も)と思いますが、気になるばかりで現実が進みません・汗
コメントやメールのお返事も滞っております。申し訳ありません。
ランティスからの呼出を喰らった場所は、ふわふわな想い出が確固たる現実であった場所だった。
それでも、同じベンチに腰掛けていると、風の甘い面影がランティスの仏頂面で真っ黒に塗り潰されるのではないか危惧したくなる。薄暗い公園で、愛想も糞もない横顔を見ていると、風とのひとときは遠い彼方の出来事のように感じられた。
此処で沈黙していればいるほどに、その恐怖は強まった。
「…えと、ザガートさんは浮気でもしたのか?」
フェリオは恐怖をうち払うべく、結婚をぶち壊す(世間での)最大の要因を口にした。けれど、ランティスは首を横に向けたまま、顔を凝視している。
「な、なんだよ。」
「兄さん…。」
ポツリと呟く言葉には目を剥いた。
だから、その行事自体が危うくなってんだろ!!!と叫びたくなったが、絶対にこちらの異議を受け付けないだろう男に、辛うじて言葉を飲み込む。
「…ザガート、義兄さんは、浮気をしたのか?」
口にしてみると、妙に生々しくて気分が凹む。ああ、ふわふわの夢が一気にどろどろになった気がした。俺は絶対浮気なんかするもんかと、心に誓う。
「浮気はしていないが、信頼を裏切る行為をしたそうだ。」
ランティスの具体性に欠ける説明からは、事実が見えて来ない。
「お前はそれで納得したのか?」
問い掛けるとふるりと首を振る。しかし、要領を得ないのだとランティスは付け加えた。
「恋愛事はよくわからない。お前に任せる。」
ちょっと待て。大人が雁首揃えて、一番年下に任せると来たか!?
そもそも、俺よりも遥にいい男で(畜生)相手に不自由なさそうな奴が、恋愛事がわからないとはどういう事だ?
それって、まさか女がって意味じゃ…。
フェリオは口に出しはしなかったけれど、ハッと青褪めた事で気付いたのだろう。目が探るように眇められ、薄く笑った表情が怖い。
「無用な想像だな。」
「……二度と言いません。」
言ってないけど、迫力に負けてつい謝ってしまった。
「欲しいと思った女はいない。向こうから近付いてきた奴は、大概こんなはずじゃないと言って逃げた。」
だろうな…。思ってしまって、フェリオは口を抑える。
喋ってない。けれど、ランティスにはわかったようだった。
「お前は本当に正直だな。」
呆れたようにランティスに言われ、赤面する。
感情がすぐ表面に出てきてしまう性格なのは自覚している。それが原因で困った事だって何度もあった。
直さなければとは思っている。結婚するだろうエメロードの為にも、もっと大人にならなければいけないとわかってる。変わらなければならない、そう知っている。
でも…。
ふいに浮かんだのが、部活の事だったなんて弱っちいにも程がある。
「…随分と面白い。そのままでいろ。」
けれど、咎める訳でもなくランティスはそう告げて笑った。
玩具扱いかとも思ったけれど、追求するのも莫迦らしい。コイツが良いっていったら、揶揄や当て擦りなんてなくて、ままの意味なんだろう。
「アンタ、夕食は?」
聞いてやるとまだと答える。エメロードは泣き疲れて、自室(と言っても2DKアパートだけど)に籠もってしまったので、食材が一人分余っている。餌付けしてみようかと思ったのは、ほんの気まぐれだった。
「じゃあ、飯喰いに来ないか?」
フェリオの誘い文句に、ランティスはあっさりと頷いた。