更新お知らせ・お返事・ぶちの日々
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台風が近づいておりますが、皆様のお住まいの地域はいかがですか?
こちらは雨は降ってないですけど、すっごい黒雲です。
そんな中ですが、これから婆ちゃんのお見舞い兼敬老の日で行ってきます。
プレゼントは、迷いに迷って、この暑いのに「膝掛け」です。苦笑
そして拍手ありがとうございます。
普段より多めだったのは、やはり一挙放送の影響でしょうか?
少しでも楽しんでレイアースをもっともっと好きになって頂ければなによりです
↑
お前の小説で図々しい(その通り)
続きには影物語です。
ランティス編もとりあえず終了です。この続きが泣かされるフェリオさんになってしまうので、ここまでにしといた方が良いかな…。うん、自重は大切な言葉です。
こちらは雨は降ってないですけど、すっごい黒雲です。
そんな中ですが、これから婆ちゃんのお見舞い兼敬老の日で行ってきます。
プレゼントは、迷いに迷って、この暑いのに「膝掛け」です。苦笑
そして拍手ありがとうございます。
普段より多めだったのは、やはり一挙放送の影響でしょうか?
少しでも楽しんでレイアースをもっともっと好きになって頂ければなによりです
↑
お前の小説で図々しい(その通り)
続きには影物語です。
ランティス編もとりあえず終了です。この続きが泣かされるフェリオさんになってしまうので、ここまでにしといた方が良いかな…。うん、自重は大切な言葉です。
コクリと頷いたランティスは、全てが繋がって見えていた。
王子の部屋、そしてお気に入りの庭園に現れたという精霊。風を操り、人-女-に危害を加えたという噂。
全ては、王子が失踪した日からぴたりと聞かなくなった話だ。
そして、王子と恋仲であった魔法騎士が纏う魔法が(風)。なんとわかりやすい話だったのだろうか。
気の強そうな娘が儚い霧のような姿で現れるというのなら、控えめで大人しい印象を受ける少女の影がどうであるかなど、簡単に想像がつくだろう。
人を決して傷つけたくないと望む少女の影が、殺すと顔を歪めていたように。
『貴方も王子も、己の心が向かう場所を良しとせず、責任だけを抱え込もうというのか…。』
愛おしい女の面影を宿していても、まったく違うものだということをランティスは経験上知っている。たとえそれが、彼女の中から生まれたものだとしても、それが単体で受けいれ愛せる者ではないことがわかっていた。
それは確かに影なのだ。
言い得て妙な言葉になるが、光があって初めての[影]。
異世界の光という少女が、ランティスに苦しみを垣間見せ、涙をこぼしそして、笑顔を向けて初めて、影である存在を認めることが出来た。
愛するものを腕にする事などかなわないのに、影だけを慈しめと言われてもランティスには無理だと思えた。
栄光と呼ぶべき事実なのかはわからないが、セフィーロを再生し盛り立てていくという表だって皆に認められる行為を捨てて、ふたりは魔法騎士に対する責任だけを負う覚悟を決めた。
自分以外誰にも告げるつもりなどないのだろう。
この国を救ってくれた魔法騎士達の影が、国を支える者達に仇を為しているなど、国民にもましてや彼女等を好いているだろう他国の者にさえ告げられない事実だ。
その上、影を残した本人たちに何の罪も無い事はわかっている。
彼等は誰にも代わることの出来ない荷を敢えて背負った、
『…導師。』
夜明けを待ち、白んでいく窓の外と引き替えに少女の姿は消えていた。一睡もせずに彼女を慈しんでいるクレフは、それでも穏やかな笑みをランティスに向けた。
『私はどう思われてもかまわない。だが、ウミを、彼女の心の一部をさまよわせる訳にはいかん。』
私は彼女を手放せない。
深く滲みていくクレフの言葉に、ランティスは眉を歪めた。
言葉を残そうとし、けれど置く言葉すらみつからず、ランティスは無言で廊下へ向かう扉の蝶番を回す。カチャリと硬質な音だけを残して部屋を後にした。
導師の部屋から続く廊下には、穏やかな朝の光が注いでいる。思考に沈みながら、ランティスは光の中を進んだ。
光の強い心は、強烈な影となってこの国に焼き付いた。
彼女の影なら、自らが負いたかったという気持ちもランティスにはあった。
けれど、強い心を持つヒカルはすべてを受け入れ異世界へと戻って行った。好きだという、まるで日溜まりのような暖かい言葉を残して。
そうして、やわらかな日溜まりには、もう影は無い。
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