行きも雨なら帰りも雨。一日雨降りの中を目的地に向かってもくもく歩くという苦行(笑)を遂行です。
でも、雨の厳島神社はなかなか風情がありました。
小学生位の時に一度来た想い出があるのですが、鹿に囲まれておやつを取られた事しか覚えていないのですが、鳥居とかを見ると、ああ、見たような気がするなぁ…と。残念ながら引き潮だったので、海に浮かぶ赤い鳥居は見れませんでしたが、近くで見る事は出来ました。大木をまんま使ってあるのがよくわかる形ですね。
潮干狩りをしたような気もしたんですが、ガイドさん曰く『普通では採れないので、お客様がいらっしゃる前に海に撒く』んだそうで、釣り堀みたいだなぁと…。
そうそう、雨が降っていたせいか、鹿さん達も得にやる気がなく雨宿りをしていらっしゃいました。
奈良の鹿さんはどうかわかりませんが、宮島の鹿は野生のものらしく看板に(見守ってください)と注意書きされてました。
カキを焼くにおいに誘われつつも、ツアー旅行なので寄り道も出来ずにただ歩く(笑
観光客も多かったので、水族館もいつぞやに行ったように、人を見に来たのか魚を見に来たのかっていう状態。まぁ、観光地なんてそんなもんですよね~。
実は幹事のひとりだったので、観光どころではなくお土産の算段やらなにやらでバタバタしておりました。ISOに引き続き、役員引き当てるとか、どんだけ運がいいんだか…。
旅行の前日も仕事に追われてロクにお手伝いも出来ずで役立たずだったのは認めます。ごめんなさい。
相変わらずの停滞サイトに拍手ありがとうございます。
少しでも楽しんで頂いてるなら嬉しいです、ほっ。
素敵な更新をしていらっしゃるサイト様には、いつも楽しませて頂いてるので私も…と思いつつどうにもこうにも…すみません。
でもでも、応援は体中から変なオーラをだしつつしております、届け、わが愛!(無t理ですって
続きに思いつき小説です。(フェ風…?)
想い出と共に、手元に残ったオーブ。
本来対を持つ道具。もうひとつは、風の自惚れでさえなければ、異世界に住まう青年の元に置かれているはずだ。
机の引き出しに仕舞い込み、受験勉強の合間に眺めてみる。
冷たくもなく、ずっと手に握っていても熱伝導の起こらない不可思議な素材。きっと、こちらの世界では考えられないような物質で構成されているに違い無い。
風は何度も呼び掛けようと考え、そして、何も起こらない事を恐れて再び引き出しへと戻した。
素材同様、原動力も(魔法)という奇天烈な代物。こちらの世界で使用可能なのか判断することも難しい。万が一、セフィーロと同じ様に使いオーブ自体が崩壊する危険も充分に考えられる。
光の持ち帰った首飾りは、ただ彼女の胸元を飾る(お守りとしての意味もあるのだろうが)為だけにあるが、このオーブは(会話出来る道具)としての役割を持つモノである故に、ついつい過剰な期待を抱いてしまう。
異世界で恋をした青年の想い出の品として、ただ置いておく事を、気持ちが許さない。逢うことが叶わなくても、声を聞き、会話を交わせないだろうかと、つい心が揺れる。
それでも、実行に移す事は出来ず、日々だけは過ぎて行った。
そんなある日、風はいつものようにオーブを取り出し、その異変に気が付いた。
中心に埋め込まれた宝石が、鈍い光を放っている。それも、規則性を持ち光量が変化しているのがわかった。
勿論声が聞こえてくる訳ではない。危惧が的中したのかと、風は焦る気持ちを抑えて、ゆっくりと光の中心に指で触れる。
一瞬スイッチが切れた様に暗くなり、次の瞬間にはオレンジ色の光が上下左右に広がった。
「え…?」
そこに浮かぶ文字を見て、風はパチパチッと瞬きをする。
“フウ、元気か?”
声は聞こえない。推測することしか出来ない。けれど、自分へと向けられた言葉にかの姿を思い描いてしまう。
「フェリオ、ですか!? 貴方なのですか?」
思わず呼び掛けたけれど、反応は無い。ゆらゆらと空間に描かれた文字もそのままだ。
「それに日本語ってどういう、事でしょう…?」
不可思議に揺れる文字を見つめて、風はホウと息を吐いた。
それから二週間後、風は再び光るオーブと対面する。先だってと同じように宝石を押せば、別の言葉が浮かび上がった。
“そうだ。届いて良かった。今、セフィーロは少しずつ再生している”
「本当に、フェリオなんですね…。」
胸元に抱く事すら躊躇われて、風は揺れる文字に指を重ねる。じわりと滲んでいく視界から、頬を伝うものを手の甲で拭う。
眼鏡が雲っているせいで、現実である自分の部屋全体が柔らかな光りに包まれているようにも感じた。
それが、セフィーロから戻った風に起きた、最初の奇跡だった。
メール的な遣り取りが出来るといいなぁ~なんて思ったんですよ。
という訳で、追記に協賛小説を織り込んでおきました。
色気のないものですので、そちらにご要望がありましたらリクエストしてやってくださいませ。
おいおい書きます…多分…う。
更新はレイアにブログでアップしたものを載せております。
ちょっとだけ手直ししております。あ、守るフェリオさんは二話を追記してます。
フェリオサイドの話は後は無しで、風ちゃん視点で進む予定です。(笑)
この間『君に届け』を見てましたが、もうゴロンゴロンしてしまいました。
ああ、もう青春ッっ…!!!!
おばさんの心を鷲掴みだぞっ!馬鹿っ可愛い…!
繋いだ手を離すのが難しい訳じゃない
「ちょっと風、相談があるんだけど。」
肌寒さを感じるオープンカフェ。向かい合って座っていた海がいきなり身を乗り出すから、風は飲みかけの紅茶を一息に飲んでしまった。
喉を通る紅茶の熱さに咽せそうになり、唇を手で覆う。
「…一体どうなさったんですか?」
10月も終わりになろうという休日。風と海はセフィーロからの来客を待っていた。光は先にセフィーロへ遊びに行ってしまったので、ここにはいない。
「貴方が、お付き合いの先輩として聞くんだけどね。」
真っ直ぐに見つめられると、澄んだ碧眼の視線が強い。元々彼女は美人の顔立ちだが、特に瞳は逸品だった。
「クレフが何も無い空間に向かって話し掛けてるんだけど、フェリオもそう?あれって何なの?」
「ああ…」と曖昧な笑みを浮かべて、風は視線を逸らす。
余り触れたくはない話題だけれど、知らない振りをするのはよくないはずだ。スゥと息を吸い込み、風は己を落ち着かせてから海に向き直った。
「…セフィーロの方々…というか、魔力を持った方は、(幽霊)の類がお見えになるそうですわ。」
「幽霊…?」
海の、鳩が豆鉄砲を喰らったような表情を眺めながら、風は溜息を付いた。
「ええ。こちらで言うところの霊能力者という事です。」
風は怪談話は大の苦手だ。恐怖の感情は確かにあるけれど、実際は見えないものが存在しているという矛盾が本能的に受付ないようだった。
もはや理屈ではなく感情論。
なので、申し訳ないとは思ったけれど、フェリオには極力見ないふり知らないふりをお願いしている。それも、瞳に涙を溜めて、半ば切れ気味でのお願いだったはずだ。
けれど、目をパチパチッとさせてから、海はふうんと呟いた。
「私も霊感なんてないらしくて、生まれてこの方、見たことも聞こえた事もないわ。でも、そうよね、何にも見えないけど、クレフは確かに会話してたようだった。」
意外とあっさり受け入れてしまう海に、風は少々拍子抜けしてしまった。そうなんだと椅子に座り直し、海はケーキを口に運ぶ。特別に気にした様子もない彼女に、風は自分が神経質過ぎるのだろうかとも思い直す。
明らかに見えているものに対して、反応しないでくれというのは酷だったでしょうか…?
『別にいいぜ』と告げながら、フェリオの表情は微妙だった。海の反応を見るにつけ、風は申し訳ない事をお願いしたかとすっかり思案顔になっていた。
◆ ◆ ◆
風の願いが煩わしかった訳でない。
フェリオは表情の芳しくない彼女を前に、どう言うべきかと頭を捻った。
死者などあちこちにウヨウヨしている。纏わりつかれると流石に鬱陶しいけれど、積極的に係ってくる相手以外は基本無視してやるのが原則だ。通りすがりの人間にいちいち話し掛けたりしない事と、何処かにているのかもしれない。
けれど、行き来していて気付いた事だが、この世界は時々妙に霊達が増える時期がある。
それも、ひっそり系の奴らではなく、人恋しいというか懐っこいというか、目が合えばついてくるような輩が増えるのだ。これも近所付き合い(?)だと、そういう相手は無視せずに話を聞くようにしている。
ただ、風の目に見えないものが怖いという感覚も理解できるし、レイアースの人間は大概見えないのが普通で、自分が何もない空間に話し掛けているのだという事実を知って少々戸惑っただけの話なのだ。
フェリオはそれを頭の中で推敲し、短い言葉にまとめ上げる。
「俺がフウの願いを嫌がる訳ないだろう。」
ニコリと笑って返せば、風は申し訳ないような笑みを浮かべほっと息を吐いた。(要約しすぎだろうというツッコミは聞こえないふりだ)
「ありがとうございます。」
思慮深い彼女のやっと安心した笑顔の前に、フェリオもニコリと笑いかける。
フェリオとクレフがカフェで合流した後も、話の流れは自然と幽霊へと向かった。
大通りでは、ハロウィーンの仮装行列が始まっていたが、その為に店内に客の姿は疎ら、店員もイベントが終わった後の繁忙期を想定して、忙しく立ち働いている。
少し特殊な四人の会話に感心のないようで、注意を払う事なく会話を続けていた。
見えないという事実に、クレフはかなり驚いた様子を見せたが、感慨深げに首を巡らせた。
「…だが、今日はなかなかに多い。」
「そうなの?」
隣に座る海も同じように周囲を見回し、瞳を瞬かせる。それでも彼女の目には、お客の引いた少々閑散とした街並みがうつるのみなのだ。
「う~ん、想像し難いわ。」
「どちらかと言えば、俺がお盆とやらに見た時の方が多い気がする。」
フェリオも視線だけを滑らせる。もう一度、海は行動を繰り返したけれど、結果は同じだ。
「私達をからかってる訳じゃないわよね?」
腕組みをして正面に座るフェリオを睨み付ければ、両手を前に突き出して振って見せる。
「待て待て、それで俺に何の得があるんだよ。」
「だって見えないんだから、信じられないわよ。」
黙って会話を聞いていた風が、そうですわと声を上げた。
「お盆も、ハロウィーンも、基本的には亡くなった家族や友人達を偲ぶお祭りですわ。だから、きっと大勢歩いていらっしゃるのではないでしょうか?」
霊達の帰省ラッシュ…?
奇妙な単語が海の脳裏を掠め、笑顔が歪む。新幹線にギュウギュウ詰めに乗り込む幽霊達や、車で渋滞に捕まる幽霊達の様子を想像して綺麗な眉も歪んだ。
頭が痛いような気もして、こめかみを軽く抑えた。
「そうでなかったとしても、ジャックランタンですわ。
彼は生前に酷く悪い事とをして天国にも地獄にも行けなくなってこの世を彷徨っていらしゃるというお話ではありませんか?」
「急になんなの?」
海が首を捻れば、ああとクレフが頷いた。
「行くべき場所へ行けない者達や戻って来ている者が多い日という意味なのだな。それなら納得がいく。」
クレフが大きく頷く様子に、海の好奇心がムクムクッと沸いた。
「ねぇ、クレフ。本当に、そんなに、多いの?」
クレフとフェリオは顔を見合わせてから頷いた。と同時に、ドン引きをした風をフェリオが宥め始める。それを見遣って、クレフは口を開いた。
「私がこれほど大勢の者達がいるのを見たのは、戦火の後以来だ。」
彼の中に、瞳の奥に揺らぐ後悔を見つけて、海は眉を落とす。
ここは、こんなに平和でも。彼等は故郷で戦っている人間なのだ。
悲惨な光景など、画面でしか見たことなどない。現実として向き合っているクレフは、それを目の前に何を考え思っているのだろう。
「ごめんなさい。私悪い事を聞いた…?」
海の瞳が曇った事に、クレフもすぐに気が付いた。
自分の事でもないだろうに、心を砕いてくれる心優しい少女に、クレフはいつも癒されているのだと感じる。
多くの民達が命を落とした場所。そこで見る光景は、此処の比ではなかった。惨たらしい凄惨な光景は、しかしクレフにとっては生きている場所そのものだった。
いつか自分もその列に加わる日が来る。覚悟は随分と前から出来てはいたけれど、出来うる限りこの世に止まりたいと願う心が生まれたのも確かだった。
生みだした少女は、目の前にいる。
酷く心配そうなウミに平気だと告げる言い訳も確かにはあったが、クレフは違う事を思いつく。
「では、魔力を分けてやるからお前達も見て見るがいい。」
なんてことはない、と提案するクレフに風と海は目を剥いた。
「無理、無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理…。」
左右に素早く首を振る海に、クレフは驚いた表情をみせた。そして、クスリと笑う。
「魂など普通にあるものだ、そんな怖いものではない。」
「でも、私まだ死んだ人間と逢った事なんてないわよ!」
両手で拳を握りしめ、力説する海に、クレフは笑う。
「お前も、私も肉体が滅んでしまえばただの魂に戻る。誰の中にもあるものだ。そんなに恐れてしまっては可哀想だろう?
お前は、私は魂だけになってしまったら怖くてしかたないのか?」
「クレフに、そんな事思う訳ないでしょ!」
速攻の即答に、思わず笑みが零れた。
彼女は、その勢いのままにやると言ってくれるに違いない。もし駄目だったとしても、フウがやると言ってくれれば友達思いのウミの事、一緒にすることだろう。
フウと手が繋げるとわかればフェリオが黙っているはずはないから、確率としてはこちらが高いかもしれない。
そうして、悪戯じみたことを思いつく自分に、クレフは苦笑したくなった。
海の存在は、己の定石を常に壊す。けれど、それが酷く嬉しく感じるのだから困ったものだ。
「さあ。」
告げて微笑み掛ければ、海はモゴモゴと口を動かしてから自らの手を差し出した。そうして彼女の細い指先絡めとる。
こんな事をしなくても、正直に手を握りたいと告げればいいものを。
思い通りにならない欲望と行動は、導師と呼ばれ律してきた自分自身とはまるでかけ離れているようにも思えるが、間違いない自分自身の願いだ。
「お手柔らかに頼むわよ。」
きゅっと唇を引き締め、頬を赤くしながら見上げる碧眼に、それは自分の台詞だとクレフはただ微笑んだ。
◆ ◆ ◆
どうしてこんな事にと思いつつ、海は隣りを見る。
自分と同じように手を繋ぎあったフェリオと風の姿がある。風は最後まで反対していたものの、クレフの(何事も経験)という言葉に説き伏せられた形で承諾していた。それでも、何かしら思うところがあった様子は親友として感じる部分もある。
推測だが、フェリオと同じものを見てみたいという気持ちがきっと彼女にもあったのだろう。あからさまに、嫌そうな表情なのに踏ん張っているのが証拠だ。眉間に深い皺を寄せた親友に苦笑してから、海はそっとクレフの顔を覗き込む。
ふんわりと前髪が覆う瞼を落とした顔。淡い色の睫毛が長いことに、海は感心する。
クレフって本当に綺麗な顔立ちしてるんだわ。
精悍という言葉が似合うとは決して思わない。どちらかといえば柔らかい優しい顔立ちをしてる。けれど、真剣になった時の瞳はその趣を一変させるのだ。
こうして洋装を纏っていても、セフィーロでの導師である服装がやはり一番似合うと海は思う。あの馬鹿でかい杖もクレフのトレードマークのようなものだ。
「こら。」
瞼を落としているにもかかわらず掛けられた声に、海はドキリと心臓を鳴らした。
「集中しろ、ウミ。」
生徒を叱る先生のようだと舌を出し、けれど海も瞼を落とす。今度は繋ぎあった指先に視線が集中して妙に気恥ずかしくなった。
それでも、暫く我慢していれば温いお湯の中に浸かっているような、不思議な感覚が肌を覆っていく。身体がじわりと温かくなり、気持ち良い。まるで、ふわりと身体が浮いていくような感じがした。
「クレ、フ…。」
零れるように名を呼べば、くすぐったいほどに顔が近付いた。
「そんな声で呼ぶな、ウミ。」
囁かれる声すら心地よくて、海はゆうるりと微笑む。
夢見心地とは、こんな状態を表現しているんじゃないかしら。ふわふわとした思考は酷く纏まりがなくて、宙を浮いていた。
◆ ◆ ◆
頭の上に疑問符を数個浮かべた状態で、フェリオは眉間に皺を寄せていた。両手に乗せた風の掌を包む親指の力が、強くなったり弱くなったりしている。
「あの、ご無理をなさらないでくださいね。私も特に拝見したい訳ではありませんので…。」
ううむ。と呻って、フェリオは片目だけ引き上げる。
「悪い、色々と集中出来なくて…上手く出来ない。」
手の甲を悪戯に滑っていく指先に、風は頬を赤らめた。本当は目を開けたいのだが、何か見えればそれはそれで怖く、頬だけを膨らませる。
「悪戯をなさっていたんですか…私、真剣にやって…!」
「違う、違う真剣にはやってたんだって、でも難しく…わ、こら、本当なんだってば…!」
軽く拳を握って、フェリオの胸元をぽかぽかと叩いた。
「もう、知りません!」
あ~相変わらず仲が良いんだから、あのふたり。
声を聞いているだけで、ふたりの楽しそうな様子は手に取るようだ。ああいうじゃれ合いは殆どしたことは無い。それはきっと年令によるものなのだろう。
「何やってるのだ…。」
溜息と共に、クレフの声が聞こえた。
身じろぐ様子は、少しばかりの寂しさを呼ぶ。広がっていた暖かさが、ゆっくりと冷えていくのを感じた。
「ウミ。もういいぞ。」
耳元で囁かれドキリとした瞬間に、別の事を思い出す。
ちょっと待って、これで目を開けたらお化けさんとご対面なのよね!?
重なっていた指先が離れていくのも、海の焦りを上昇させる。がっしりと掌を掴み直し、慌てて声を張った。
「待っ、お願い、手はこのままで…!」
切羽詰まった海の声は、余程クレフを驚かせたのだろう。握っている指先に、ギュッと力が籠もる。
「どうしたのだ、ウミ。」
それでも、彼の声は落ち着き払ったもの。自分だけが焦っているみたいで頬が赤くなるのを感じた。
「あの、だからね。目を開けていきなりいたら、怖いでしょ!」
語尾はかなり拗ねた声になってて、クレフがクスリと笑うのがわかる。
「もう、今笑った…。」
「いや、可愛らしいと思っただけだ。」
クスクスと笑う様子に、どうなんだかと海は毒づく。
自分ばかりが子供で、いつでもクレフは大人の対応で…それが狡いと思う。
「一応注意しておくが、彼等とあまり目を合わせてはならん。
見えるとわかればお前にちょっかいをかけてくるかもしれない。何度も言うが、可視である時間は私の魔力が消えるまでだ。一生見えている訳ではないから安心してくれ。」
「うん、わかった。風も聞いてたわね。」
ええとか細い声が聞こえた。海は己を奮い立たせるように、ぐっとお腹に力を込めた瞬間、耳元で囁く声がした。
「それに私が一緒なら必ず守る。」
たとえ何が見えたって、クレフと一緒なら怖くない。ぎゅっと握れば、同じように握り返してくれる優しい指先。
「じゃあ、123で開けるわよ。1、2、…3!」
鼻息を荒くして、落ちそうになるほど目を見開く。一瞬眩しくて、でもすぐに目が慣れてくる。
そして、目の前には…
「普段通りね。」
「変わったものはありませんわ。」
先程と全く変わりようのない景色。
「…フェリオはともかく、私が失敗するとはな。」
解せないな、と首を傾げるクレフにフェリオが顔を歪める。
「おい、どういう意味だそりゃ。」
「まぁまぁ、フェリオ。私はこちらの方が安心致しましたわ。」
いつもと変わらぬ光景が繰り広げられるから、海は余程に脱力した。
「な~んだ。失敗か。」
がちがちに入っていた肩の力が一気に抜けた。海は、嬉しいような、残念なような複雑な心境で隣りに立つ青年に視線を向けた。
右手で顎を弄りつつ首を傾げている。そして、左手は海と手を繋いだまま。
何も見えはしなかったのだ。もう離してもいいのだけれど、その一言が海には言えない。
繋いだ手を離すのが難しい訳じゃない。
海は心の中でそっと呟く。
絡める指先にそっと力を込めて、少しでも一緒にいたいのだという想いがせめて伝わるように。
「どうした、ウミ?」
視線に呼ばれて、クレフが微笑む。海も何でもないわと笑い返した。
◆ ◆ ◆
セフィーロに戻るふたりを見送り、海はひらりとスカートを翻した。
「さて、光が戻ってくるのを待ちますか。」
「はい。」
ウインドウショッピングでもと歩き出した街は、やはりハロウィーンの飾りで溢れている。黄色いジャックランタンが揺れる街路樹に向かい、幼い少女が手を伸ばしていた。
赤い靴で爪先立ちをしているが、目指すものには手が届かないらしい。
行き交う人々はただ通り過ぎていくものだから、海の世話好きがむくむくと顔を出す。
「どうしたの?」
海が声を掛ければ、泣きそうに目を潤ませて指を差した。そこには、どうやってくっついたのか、掌ほどの熊のぬいぐるみがぶら下がっている。ふわふわとした毛並みの可愛い熊だが、目鼻の位置が少々不細工だ。
背中に金具が見えていて、どうやらキーホルダーになっているらしい。その先が枝に引っかかっている。
「あんな手の届かないところに、どうなさったの?」
風がしゃがみ込み、少女の肩に手を置いた。すんと鼻を鳴らして、彼女は俯く。
「お母さんに貰ったんだけど好きじゃなくって、いらないって放り投げたの…。
でも、お母さんが凄く悲しそうな顔して、私悪い事したんだってわかって、だから探したんだけど、取れなくて…。あったんだけど、取れなくて…。」
取れなくて、とぽたりと道路に落ちる涙に、海は熊のぬいぐるみを手取り渡した。
「じゃあ、もう投げちゃ駄目ね。」
差し出された熊に、少女が目を丸くする。そして大きく頷いた。小さな手で受け取り、胸元に抱き締める。
「良かった。」
心の底から安心したような声に、風と海も微笑む。そして、少女はおもむろに顔を上げて微笑んだ。
『ありがとう、おねえちゃん達。』
けれど、その声が消えていくのと同時に、少女の姿も空間に溶けていくように消えていった。
「え…!?」
はっと気付けば女の子に手渡したはずの、熊のぬいぐるみは気付けば再び手の中にある。
それも、片方の目は取れ、もうひとつの目も飛びしてボロボロの糸で辛うじてついている。ふわふわに見えた毛も薄汚れ、解れた手足の縫い目から内臓のように綿が飛び出していた。
「きゃっ…!!」
思わず、海は悲鳴を上げて手を引っ込めた。風は両手で唇を抑えて顔を青くする。
「まさか、先程の方は…。」
「幽霊…?」
顔を見合わせて、沈黙する。互いの瞳に、完全な戸惑いと恐怖を感じながら、ふたりはゆっくりと街並みに視線を戻した。
そこには、ふたりの危惧通り、普段見る事の出来ない世界が広がっていた。
好意的に表現するのなら、某U●Jのハロウィーンホラーナイトが入場無料で見れる状態。それも、スーパー・ホラー・エリアに限られているのはどうなのだ。此処がU●Jでない証拠に、落ち武者や着物姿もそれなりの数を揃え、ジャパニーズテイストも満天だ。
「ふ、風…。」
「う、海さん…。」
互いの両手をがっしりと握り逢って、道端に座り込む醜態を晒さずにすんだものの、腰が抜けそうな状態に変わりない。
確かに、フェリオやクレフが視線を彷徨わせていた訳だ。通常よりは多いなと確かふたりは会話していなかっただろうか。
「ど、どういたしましょう…。」
「どうするも、こうするも…魔力とかが切れない限りこのままって事でしょ…と、とにかく、視線を合わせちゃだ…。」
駄目と言うつもりの口が動かない。
彷徨う方々の一人だろうと思われる方がじいっと顔を覗き込んでいる。海と風の両方に、開いた瞳孔を向けた後、恐らくは笑みを作ったのだろう。削げた頬の肉を持ち上げる。
『わお…僕達が見えるんだね。』
容貌はともあれ、何処か陽気な幽霊は背後の仲間達に向かって大きく手を振った。
『この人達見えるみたいだよ!!助けてもらおうよ~~!!!』
手招きをするから、わらわらと寄ってくる。この世ならざる者達に囲まれ、海はヒイイと悲鳴を上げた。
落とし物が見つからないから成仏出来ないとか、もう一度あの人に会いたいとか、もっと楽しんでみたかったとか、口々に彷徨う理由を語り出す。
目に涙を浮かべながら風を抱き締めていた海だったが、自分勝手に喋り続ける方々に、イライラが募りだした。
プチンと軽い音が響いた後に、海は切れる。
「何言ってるのよ!!!私達が助けて欲しいくらいよ!!!!」
夕闇の街角に、彼女の罵声が遠く響いた。
◆ ◆ ◆
「そうか…。」
黙り込んでいたクレフが納得がいった様子でポンと掌を叩いた。フェリオは小首を傾げて彼を見下ろす。東京での失敗が気に入らず、ずっと考え事をしていたのだから、理由に行き当たったのだろうと察して声を掛けた。
「わかったのか?」
「分け与えた魔力は一度体内を循環してからでないと、効力を発揮しないのを思い出してな。」
こんな簡単な事例を忘れているとは、と呟く導師にフェリオは苦く笑う。
「…暢気な事を言ってるが、それなら、今頃見えだしているんじゃないのか?」
うむ。とひとつ頷く。
「そうだな。まあ、残念そうな様子だったから、きっと満足してくれているだろう。効力が切れれば見えなくなるだけの事だ。」
満足…?
フェリオは貼り付いた笑みを浮かべたまま額に汗を流す。今度東京に行った時、俺は生きてセフィーロに帰れるんだろうか…。
「どうしたフェリオ、顔色が悪いぞ。」
幽霊など生まれた時から見えて当たり前、精霊や精獣に囲まれて暮らすクレフには確かにその程度の感想だろう。
けれど、それが海には決して当てはまらない事を、風に教育されているフェリオは知っている。後は溜息を付くしか無かった。
「浮世離れした導師ってのも考えもんだよな…。」
◆ ◆ ◆
「…で、これ?」
セフィーロから戻り、ふたりと合流した光は、すぐに異常な事態に気が付いた。風は頬に指先を当てて溜息をつく。
「フェリオは本当にお上手では無かったようなので、魔力も少なくてすぐに効果は切れてしまったのですが、海さんは…。」
「へ、へぇ…。」
思わず目が点の状態になっている光を尻目に、海は何も無い空間に向かって怒鳴り散らす。
「いい加減にして頂戴!!!
私はなんにも出来ないし、しないわよ!!ついて来ないで!!!」
金切声を上げ続ける海に、風と光は生暖かい視線を送る。まさにハロウィーンの醍醐味を彼女は堪能しているのだろう。
「海ちゃん、大変だ…。」
眉を困ったように下げた光の呟きが、今夜の彼女を的確に表現していた。
嗚呼、ロマンチックな事など考えず、さっさと手を離してしまえば良かった。全く馬鹿みたい。自分の乙女心が情けない。海は目尻に涙を浮かべつつ、固く拳を握った。きっと、今の自分なら昇竜拳が打てる気がする。KO勝ちだわ!
「クレフの、馬鹿…!!!!!」
けれど彼女の叫びは、遠いセフィーロには欠片も届く気配はないようだった。
おしまい。
実は(ってほどでもないけど)新車が納入されたので、ちょっと実家にでも帰ろうかな~なんて甘い事を考えていたんですが、仕事が立て込んできてしまってそれどころじゃない。
…てか、会社の行き来以外どこにも行ってない寂しさよ・泣
折角の秋なんですから、楽しい事探しに行きたいですね。
そしてこの後にお返事です。
コメントありがとうございました。遅くなって申し訳ありません。
拍手もパチパチ頂いております。
忘れ去れてもおかしくないサイトへのお心遣い、本当にありがとうございました。
◎10/9 17:17の方
発掘品でしたが、楽しんで頂けて何よりでした。
お礼が遅くなってしまったので、お詫びになるかわかりませんが、フェ風バージョンをちょっとだけ追記しておきました。
こちらも楽しんで頂ければなによりです。コメントありがとうございました。
カプなり100の質問
カップリングなりきり100の質問1~10
フェ風ver.(原作・というか書いてる長編?)
配付サイト→http://bianca77.easter.ne.jp/
1.あなたの名前を教えてください
風「鳳凰寺風と申します。」
フェ「フェリオだな。」
風「一度お伺いしようかと思っておりましたが、お名前だけなんですね。」
フェ「別に不自由はないが、他国にはあるなそういう奴。」
風「人口密度が低いから個人の特定が容易なのでしょうね。」
2.年齢は?
風「14歳ですわ。」
フェ「正直に言うと、忘れた。」
風「え?」
フェ「う~ん。導師にでも聞いてみるか。」
3.性別は?
フェ「男。」
風「女です。」
フェ「フウが男でも良い友達にはなれたと思うが、やっぱり女の子で良かったな。」
ギュッ
風「///」
4.貴方の性格は?
風「あの、えと真面目な性格だと思っております。」
フェ「俺は自由奔放。」
風「そうでしょうか?」
フェ「へ?」
5.相手の性格は?
フェ「真面目で頑固者に見えて、結構お茶目で可愛らしい。」
風「なんだか、褒め言葉には聞こえませんわ。」
フェ「俺が惚れてるんだかから、褒め言葉に決まってるだろ。」
風「もう、貴方は…!思ってもいない事を急に仰って、混乱させる性格です!」
フェ「そうか?(ニヤリ)」
6.二人の出会いはいつ?どこで?
フェ「沈黙の森だな」
風「はい。」
フェ「あんな森に女の子三人。最初は魔物が化けてるかと思った・笑」
7.相手の第一印象は?
風「飄々としていらして、掴み所の無い感じでしたわ。」
フェ「すっげえ笑顔。でも目が笑って無かった。」
風「おっしゃらないで、恥ずかしいです。」
8.相手のどんなところが好き?
フェ「全部」
風「フェリオ…!」
フェ「だって嫌いなところなんて思い浮かばないぜ?」
風「////(私もですけれど…)」
9.相手のどんなところが嫌い?
フェ「無い。」
風「クレフさんやラファーガさんを困らせる事は少々控えて頂きたいと思いますけれど…。」
フェ「フウが言うなら改めてもいいかな・笑」
10.貴方と相手の相性はいいと思う?
フェ「どう思う?」
風「そ、そんな事をお聞きになるのは狡いですわ・汗」
フェ「クスクス」
11.相手のことを何て呼んでる?
フェ「フウ。」
風「フェリオ…です。」
フェ「呼び捨てにしてもらってるのは、俺だけなんだぜ。とか、自慢してもいいか?」
風「さん付も私にとっては、親愛の情なんですが…」
フェ「俺は呼び捨てが良い。」
12.相手に何て呼ばれたい?
フェ「今のままでいいぜ。」
風「王子様、とか如何ですか?(にっこり)」
フェ「………お前に呼ばれたら背筋がぞぞぞってするから止めてくれ。」
風「クスクス」
13.相手を動物に例えたら何?
フェ「小鳥」
風「鳥のようでもあるし、犬のようでもあるし…難しいですわ。」
14.相手にプレゼントをあげるとしたら何をあげる?
風「セフィーロの有様をしっかりと把握してはおりませんので、何がよろしいですか?とお伺い致しますわ。」
フェ「お前(にっこり)」
風「/////」
15.プレゼントをもらうとしたら何がほしい?
フェ「惚れた女意外は無しだろう?」
風「…申し訳ありません、本当に参考にしたいものですから品物とかを教えて頂けませんか?」
フェ「お前がくれたもの。」
風「もういいですわ!」
フェ「(可愛い)」
16.相手に対して不満はある?それはどんなこと?
風「前の質問のように、はぐらかしてしまわれるところですわ。」
フェ「おいおい、はぐらかしてなんていないって。」
風「意地悪…。(上目で睨む)」
フェ「(う、可愛い)本当に本気だって、一応俺の身分から言えば…わかるだろ?」
風「そうですわね。すみません、意固地になっていたのは私でしたわ。」
17.貴方の癖って何?
風「笑顔を作ってしまう事でしょうか?」
フェ「確かに策士になった時の笑顔は普段と違うな。」
風「不愉快にさせてしまっていますか?」
フェ「企んでる時のフウも可愛いぜ。」
風「////」
18.相手の癖って何?
フェ「寝ぼける…ところ?」
風「自分では気付きませんでしたが、そうなんですの?」
フェ「ああ…(ちょっと、遠い目)」
19.相手のすること(癖など)でされて嫌なことは?
風「脱走癖でしょうか? 皆迷惑していると思いますわ。」
フェ「椅子に座ってふんぞり返っているのは性格に合わないんだよ。導師が座っててくれた方が威厳もあるし、年寄りだからいいと思わないか?」
風「(ニコリ)直接クレフさんにおっしゃてみては?」
フェ「反省してます。」
20.貴方のすること(癖など)で相手が怒ることは何?
フェ「所謂、スキンシップの取りすぎ。」
風「嫌なのではなく、恥ずかしいんです。////特に、皆様の前で抱きつくのはおやめくださいませ。」
フェ「では、お言葉に甘えてふたりきりの時に・笑」
21.二人はどこまでの関係?
フェ「肉体関係があるかどうかって話しか?」
風「(真っ赤)フェリオ…!」
フェ「既成事実はまだ。いずれそういう関係にも成りたいと思ってる。」
22.二人の初デートはどこ?
フェ「デート…。」
風「場所や時間を指定して出掛ける事ですが、いつだったでしょうか?」
フェ「それって恋人とか、そういう関係のことなのか?」
風「いえ、定義としては違うと思いますが。」
フェ「う~ん、なんか難しいな。沈黙の森って事でいいんじゃないか?」
風「そうなんですか?(驚)」
23.その時の二人の雰囲気は?
フェ「警戒心バリバリだった。」
風「フェリオ、やっぱり質問の意図が違うような気が致しますが…。」
フェ「いいんじゃないか?
俺はお前と旅が出来てた事が嬉しいし、最初って事にしとこうぜ。今は全部がデートだろ?」
風「/////」
24.その時どこまで進んだ?
フェ「掌に口付けした。まぁ、親愛の情も込めてだったけど。」
風「…映画や物語で拝見した事はありましたが、実際に自分が体験したのは初めてで戸惑いましたわ。リングも頂きました。」
フェ「手元に戻って来た時は、少し寂しかったな。」
25.よく行くデートスポットは?
風「セフィーロの城下町に連れていって頂きますわ。」
フェ「日々発展してるからな、行くだけでも楽しいだろう?」
風「はい。」
26.相手の誕生日。どう演出する?
フェ「城の皆でお祝いだ。でも、これはヒカルやウミも一緒だな。」
風「そうですけど、とても嬉しいですわ。フェリオは国を上げてお祝いですわね。私が演出する事などありませんわ。」
フェ「俺はお前が(おめでとう)って言ってくれるだけでも満足だぜ。」
風(私もですけど…。)
27.告白はどちらから?
フェ「したっけ?」
風「いいえ。そう言えば、申し上げた事はありませんね。」
フェ「よし、フウ好きだ、付き合ってくれ。」
風「私でよければ喜んで。」
フェ「という訳で、俺からだ。」
28.相手のことを、どれくらい好き?
フェ「俺の幸せを運んできてくれるほどに。」
風「/////私も、大好きです(真っ赤・小声)」
フェ「ありがとう。」
(頬に口付け)
29.では、愛してる?
フェ「フウを愛おしいという感情は誰にも負けないつもりだぜ。」
風「私はまだ幼いので感情を上手く言葉に出来ませんが、友人達に感じている好きとは違うものだとはわかりますわ。家族のものとも、少し違うようです。」
フェ「その答えだけで充分。」
30.言われると弱い相手の一言は?
フェ「フウに言われると一律に弱い。」
風「(低めのお声で名前を呼ばれるとドキリと致します…と告げてしまうと絶対におやりになるので黙っておきましょう)
…内緒です。」
フェ(クスリ)
31.相手に浮気の疑惑が! どうする?
フェ「フウは可愛いから、見初める奴はいっぱいいるだろう。」
風「貴方だって…」
フェ「え?何か言ったか?」
風「…。(貴方もオモテになるのに無頓着でいっしゃるんですね。)」
32.浮気を許せる?
フェ「正直俺以外の男を見るのは嫌だ。それに、フウは浮気はしない。他に好きな相手が出来たら浮気じゃなくて、本気だと思ってる。」
風「私は…(きっと心の制御が出来なくなってしまう気が致しますわ。)」
フェ「どうした?」
風「え、いいえ。何でもありません。」
33.相手がデートに1時間遅れた! どうする?
フェ「フウが?必ず前もって行動する相手なんだし、何かあったかと心配するっていうか、一時間も待ってないぜ。」
風「そうですわね。(クスリ)
私はクレフさんに掴まっていらしゃるか、仕事に掴まっていらっしゃるか…と想像致します。」
フェ「ううむ。前者が多いかも。」
34.相手の身体の一部で一番好きなのはどこ?
フェ「全部だな。
亜麻色の巻き毛も、翡翠の瞳も、可愛い頬も、スラリとした手足も、嫌いなとこなんて無いぜ。」
風「…恥ずかしくてお答え出来なくなりますので止めてください。」
フェ「でもフウの答えも聞きたいぜ?」
風「瞳、です。」
35.相手の色っぽい仕種ってどんなの?
風「…私はまだ色っぽいというのは解りかねるのですが、普段肌の出ない服装をしていらしゃるので、露出があるとドキリと致します。」
フェ「へえ、そういうものなんだ。フウは時々酷く色っぽい表情をするけどな。」
風「え、そうなんですの?え、え…(混乱)」
フェ「今は可愛い感じ・笑」
36.二人でいてドキっとするのはどんな時?
フェ「無防備に目の前で眠られたら、どぎまぎする。」
風「(真っ赤)あ、あの、失礼致しました。」
フェ「安心してくれてるのは、男としては複雑だ・笑」
37.相手に嘘をつける? 嘘はうまい?
フェ「俺は隠し事はするが、嘘はつけない。」
風「…私は嘘をつきますわ。」
フェ「それは生きていく上での智慧だろ、気にするな。」
38.何をしている時が一番幸せ?
フェ「フウと過ごす時間。」
風「私もフェリオとご一緒頂けるのは幸せです。」
フェ「どういたしまして。」
39.ケンカをしたことがある?
フェ「あまりしないな。」
風「貴方が上手に交わしてくださっているからですわ。」
フェ「折角セフィーロに来てくれてるのに、喧嘩してる時間が勿体ないだろ?」
風「そうですわね、議論というか、口論は致しますが…」
フェ「納得いかない事は、話し合うだろ、それは喧嘩じゃない。」
40.どんなケンカをするの?
フェ「う~ん、フウと取っ組み合いの喧嘩はしないなぁ・笑」
風「そんな事なさるんですか?」
フェ「アスコットやランティスとは(結構)する…。」
風「驚きましたわ…。」
41.どうやって仲直りするの?
風「私は、アスコットさん達とどうやって仲直りをなさるのか興味がありますわ。」
フェ「アスコットとは顔を合わせてお互いに謝る。
ランティスとは時間が経てば普通に戻るけど、アイツ結構根に持つ性格だから、チクチク虐めてくる。」
風「そうなんですか。」
フェ「だから俺も虐め返す。」
風「結局仲が宜しいのですね。」
42.生まれ変わっても恋人になりたい?
風「貴方が望んで下さるのでしたら。」
フェ「じゃあ、何度でも恋人になるか・笑」
43.「愛されているなぁ」と感じるのはどんな時?
フェ「どんな時に感じるんだ?・笑」
風「そういう意地悪をおっしゃらない時ですわ。」
フェ「お、やられたな・笑」
44.「もしかして愛されていないんじゃ・・・」と感じるのはどんな時?
フェ「無い。」
風「どうしてですの?」
フェ「お前は、嫌な事は遠慮せずにきっぱりと告げてくれる人間だと思ってるからだな。それまでは俺は絶対愛されている。」
風(そういう部分が私が安心して心をお預け出来るところですわ。)
45.貴方の愛の表現方法はどんなの?
フェ「う~ん。いつでも触れていたいのは愛情表現か?」
風「スキンシップは重要な愛情表現ですけれど…少し恥ずかしいですわ。」
フェ「スキンシップ?」
風「…あの、肌が触れあったり、色々…ですわ。」
フェ「ほうほう・笑」
46.もし死ぬなら相手より先がいい? 後がいい?
風「悲しい質問ですわね。」
フェ「死ぬ事よりも、お前と一緒に生きる努力をしたい…というのが本音だ。でも好きな女を庇って死にたいと思うのは男の我が侭だろうな。」
47.二人の間に隠し事はある?
フェ「ある。」
風「あります。」
フェ「…でも意外とわかるか?」
風「そうですわね。なんとなく、ですが。」
48.貴方のコンプレックスは何?
フェ「何につけても力不足を感じるところだな。精進はしてるが」
風「貴方は充分に力を尽くしていらっしゃいます。」
フェ「…とお前が言ってくれるから俺は頑張れる。」
風「///」
49.二人の仲は周りの人に公認? 極秘?
フェ「公認だろう?」
風「見知らぬ方に、王子はお元気ですかと問われると吃驚いたしますわ。」
フェ「俺のフウを驚かすのは良くないなぁ~。驚いた顔も可愛いが…。」
風「フェリオ!」
50.二人の愛は永遠だと思う?
フェ「残念ながら、永遠なんてものはないな。」
風「そうですわね。」
フェ「だからこそ、お前と共にいられる間が長く続くように願うよ。」
風「私も側にいさせてくださいね。」
アダルト質問はOVAのお二人に交替です。
フェ「…という訳で、OVAのフェリオだ」
風「OVAの鳳凰寺風ですわ。設定は、ぶちさんがお書きになっていらっしゃる恋話の終了後ですね。」
フェ「恋人同士って事でいいだろ?」
風「////はい。」
51.貴方は受け? 攻め?
フェ「なんだそれ?」
風「すみません。私も朧気にしか…」
(ここで、カンペが犯されてる方(受け)か、犯してる方(攻め)かと出る。)
風「…!!」
フェ「流石に単刀直入な質問だな・おい。」
風「(真っ赤)」
フェ(笑)「ま、普通に俺が攻めって事で。」
52.どうしてそう決まったの?
フェ「?…レイアースでは協議の上で決まってくるのか?」
風「いえ、恐らくですが…男女を問わないご質問なのではないかと…。」
フェ「ああ、なるほど。じゃあ、答えなくてもわかるだろ。」
53.その状態に満足してる?
フェ「フウが積極的になったら、俺の体力が持たないぜ。」
風「(真っ赤)フェリオ、それはどういう意味なのでしょうか?」
フェ「普通にしてても煽られるのに、意図的に誘われたら踏みとどまれないという意味。」
風「そんな、私、煽ってなんて…。」
赤面のあまり、涙目で見上げてくる。
フェ「…っ(だから、そういう所だって)」
54.初エッチはどこで?
風「お答えするのですか?」
フェ「う~ん、今までの流れからいけば軽い方の質問じゃないのか?」
風「そうですわね…あの、私の部屋ですわ。」
55.その時の感想を・・・・
フェ「可愛かった。」
風「無我夢中でしたので、感想とかおっしゃられても困ってしまいますわ。」
56.その時、相手はどんな様子でした?
フェ「…。」
風「あの、どうなさいましたか?」
(おっしゃらなかったですが、私お答えできないような事をしてしまったのでしょうか…?)
フェ「いや、俺も夢中でよく覚えてないんだ。あはは…。ん?どうした、フウ。」
風「いえ、なんでも。でも、随分と余裕がおありだったようにお見受け致しましたのに?」
フェ「そりゃ男なんだから、見栄は張るって・笑」
57.初夜の朝、最初の言葉は?
フェ「普通に朝の挨拶。」
風「顔を覗き込んでいらっしゃって驚きました。」
フェ「寝顔が可愛いので、ついつい。」
風「////」
58.エッチは週に何回くらいする?
フェ「遠距離恋愛の真っ最中なんで、月に2、3回程度。」
風「まぁ、そんな言葉どこで覚えていらっしゃったんですか?」
フェ「ウミに聞いた。」
風「海さんたら…。」
59.理想は週に何回?
フェ「毎日(即答)。」
怒るかな~と風の様子を伺う。
風「あの…なさるのが毎日なのは、少々困りますが、毎日お逢いできたらとは思っております。」
フェ「///」
60.どんなエッチなの?
フェ「どんな???」
風「申し訳ありません。私はフェリオしか存知あげないので…あっ。」
赤くなって口を両手覆ってしまう。
フェ(…わかってるけど、照れる。)
ぽりぽりと鼻の頭を掻いてから「ま、想像にまかせるって事で・笑」
61.自分が一番感じるのはどこ?
フェ「そりゃあ、男の子ですから・笑
フウはどこが一番感じる?」
風「お答え出来ません(真っ赤)」
62.相手が一番感じているのはどこ?
フェ「一番って…それは難しいなぁ。弱いところは、耳朶とか首筋とか色々…な?」
風「っ、なっておっしゃられても、困ります。」
フェ「じゃあ、俺が感じてるとこは何処だと思う?(にやにや)」
風「(暫く沈黙)…肩胛骨とかでしょうか?」
フェ「え!?」
風「…と思いました、けれど?」
フェ(なんでわかるんだ・汗)
63エッチの時の相手を一言で言うと?
風「意地悪です。」
フェ「好きなんだからしょうがない。」
風「しょうがなくありません、子供みたいな事をおっしゃらないで下さい。」
64.エッチははっきり言って好き? 嫌い?
フェ「快楽は嫌いじゃないぜ。」
風「私は好きな方以外ではきっと無理だと思います。」
フェ「俺は好き?」
風「意地悪ばかりおっしゃると嫌いになってしまいます。」
フェ「悪かったって・焦」
65.普段どんなシチュエーションでエッチするの?
フェ「situation?でいいのか?」
風「本質的な意味はそうだと思いますが、場所をお答えすればいいのでしょうか?」
カンペ(そこへ行きつくまでの経緯なども交えて)
フェ「レイアースで逢って外食したり、遊んだ後で宿に泊まってすることもあるし、そのまま風の部屋へ直行ってのも結構ある。」
66.やってみたいシチュエーションは?(場所、時間、コスチューム等)
フェ「好奇心旺盛に色々と。生憎と具体的には直ぐには浮かばないが。」
風「私は特にございません…けど…。」
フェ「けど?」
風「貴方が帰りの時間を気になさらないようにしたいと思っております。」
フェ「…ずっといられなくてすまない。」
風「謝らないで下さい。私は…。」
フェ「ずっと一緒にいたいって思ってくれてるんだろ?わかってる。」
風「///」
67.シャワーはエッチの前? 後?
フェ「両方使う。」
風「後にも入りたいのですが、眠気が勝ってしまうことが多くて…。」
フェ「俺が無理させてるって事だな・苦笑」
68.エッチの時の二人の約束ってある?
風「眠っている間に黙っていなくならない事だけですね。」
フェ「遠くに住んでるから、いつ会えるかわからない部分が多いからな。それっきりなんてこともあり得る。」
69.相手以外とエッチしたことはある?
フェ「ある。」
風「…ございません。」
フェ「…何怒ってるんだ?」
風「私は怒ってなんておりませんわ。フェリオが何か勘違いをなさっているのではありませんか?(にっこり)」
フェ(怖…。)
70.「心が得られないなら身体だけでも」という考えについて。賛成? 反対?
フェ「何にしたところで、相手の同意無しなんて自分が惨めなだけだ。」
風「そうなんですか?」
フェ「盛りたいだけなら、そういう場所で済ませばいいからな。惚れた相手に望むのは心と体の両方だ。」
71.相手が悪者に強姦されてしまいました! どうする?
フェ「そうりゃあ、もう(にっこり)殺す。」
風「…!」
フェ「お前を守れなかった俺自身も殺してやりたいけどな。」
風「フェリオ…。」
カンペ(反対は如何ですか?)
風「え?フェリオがですか?(困惑)
…でも、男性でも女性でも嫌がるものを力で従わせるのはよくないと思いますわ。」
フェ「まあただの暴力には違いないからな。」
72.エッチの前と後、より恥ずかしいのはどっち?
フェ「フウは常に恥ずかしそうだ。」
風「性分ですもの、仕方ありません。」
フェ「そういうところも好きだから仕方ない・笑」
73.親友が「今夜だけ、寂しいから・・・」とエッチを求めてきました。どうする?
風「光さんや海さんがですか?、え、それはどういう…。」
フェ「是非覗き見したい(キッパリ)。」
風「(真っ赤)致しません!フェリオは友人でもなさるんですか!?」
フェ「するかもしれないが、同情以外の感情はないな。…ていうか、俺の親友って男か?」
風「…え、この質問の意味はどうなんでしょうか??」
74.自分はエッチが巧いと思う?
フェ「どこかで自信がないってのが本音だ。若輩者らしく見栄は張るけどな。」
風「私はわかりかねます。申し訳ありません。」
フェ(の割りには無意識に誘うんだよなぁ)
75.相手はエッチが巧い?
風「お上手ではないでしょうか?」
フェ「お、なんでだ?」
風「あの、ですから、私よりは経験もおありでしょうから、きっと、というお話ですわ・焦」
フェ「なあんだ。フウが満足してくれてるって話かと思った。」
風「////」
76.エッチ中に相手に言ってほしい言葉は?
フェ「名前が一番ぞくぞくする。俺のものって感じで・笑」
風「言葉でなくても…。」
フェ「何だ?」
風「(私をだけを見つめてくださる事が、何よりも雄弁ですわ。)いいえ。」
フェ(いいえと言いつつ真っ赤なんだけどな、可愛いというか…。)
77.エッチ中に相手が見せる顔で好きな顔はどんなの?
風「私、いつも余裕がなくて目を閉じていることが多いものですから…その…。」
フェ「じゃあ、どんな顔でも好きって事でいいか?」
風「しょってらっしゃいますね。」
フェ「自意識過剰のつもりはないぜ。」
78.恋人以外ともエッチしてもいいと思う?
風(じっと見つめる。)
フェ「しません。」
風「(にっこり)遠慮なさらなくてもよろしいのに。」
フェ(勝てない)
79.SMとかに興味はある?
フェ「また、わからん用語だな。」
風「私は興味ありません///」
フェ「フウが興味ないなら、俺が興味を持っても仕方ないな。(ニコ)」
80.突然相手が身体を求めてこなくなったらどうする?
フェ「悪いと思うが、気持ちが抑えきれなくなっちまうかもな。…というか、フウは求めてくれてるのかな?」
風「…。」
フェ「どうした?」
風「…本当にそういう事もあるかもしれないと思ったら、私…。」
フェ「(肩を抱き寄せてから)「莫迦、そんなに簡単な事だったら、異世界になんぞ来ない。」
風「はい。」
81.強姦をどう思いますか?
フェ「だから、暴力。」
風「男性の方では、やはり力で敵いませんもの。」
フェ「腕力にものを言わせる事は簡単だが、そんな奴に価値を感じる事はないな。欲しければ、欲しいと思えば口説けばいい。(…と風の手に口付け)」
風「///」
82.エッチでツライのは何?
フェ「やってる最中で辛い事はない。寧ろ、やらないで我慢してる方が…。」
風「フェリオ…!///」
フェ「いや、本当の事だから。」
83.今までエッチした場所で一番スリリングだったのはどこ?
フェ「やってる最中に、フウの家族が帰って来たりすると流石に焦るな・笑」
風「そういう時は、直ぐに結界をお張りになるじゃありませんか。」
フェ「だな。…てことは、レイアースでは何処でやってもスリリングな場所はないな。」
風「セフィーロではあるのですか?」
フェ「俺の結界如き、簡単に破る奴がいるからな~(クレフとか…)」
84.受けの側からエッチに誘ったことはある?
風「無いと思うのですが…。」
フェ「酒が入ると、途端に大胆になるけどな・笑」
風「そ、そうなんですか?」
フェ「(もっと触れて下さいとか、言うんだけど…)やっぱり自覚無しか~(苦笑)他人の前では気をつけてくれよ。」
風(私一体何をしてしまったのでしょうか・焦)
85.その時の攻めの反応は?
フェ「本人の意志が汲み取れないんで、頂いていいのか悪いのか・笑」
風「申し訳ありません(本音が出てしまっているのでしょうか…恥ずかしい。)」
86.攻めが強姦したことはある?
フェ「無い。」
風「ありがとうございます。」
フェ「どういたしまして。」
87.その時の受けの反応は?
風「そうそう、初めてお逢いした時は、随分と乱暴なさいましたね。」
フェ「苛ついてた。俺はてっきりレイアースの戦士と戦うものだと思っていたが顔を合わせた印象が全く違っていたからな。
…まあ、八つ当たりだ。」
風「真剣に向き合って下さった方に対して、私も失礼だったと今なら思えますわ。」
フェ「お前は立派だったさ、俺が惚れる程な。」
風「///無我夢中だっただけです。私も貴方の助けがなければ、城から出られませんでしたし、感謝しております。」
88.「エッチの相手にするなら・・・」という理想像はある?
フェ「抱き心地の良い女…かな?」
風「(クスリ)私では御不満でしょうか?」
フェ「とんでもない・汗
強いて言えば、もう少し肉がついた方がいいな。強く抱き締めたら折れてしまいそうだ。フウはどうだ?」
風「私が好きで、相手の方も私が好きでいてくださるのが一番ですわ。」
フェ「クスクス、大好きだ。」
風「///」
89.相手は理想にかなってる?
フェ「さっきのは(強いて)なんで、問題無い。」
風「私の勘違いでなければ叶っているとおもいます。」
フェ「?…少し棘がある言い方だな?」
風「そんな事ありませんわ。」
(社交的でいらしゃるので、時々不安になるなんて私の我が侭ですわね。)
90.エッチに小道具を使う?
風「そ、そんな事致しませんわ///」
フェ「俺は、裸エプロンとかいうのが見てみたい(ボソリ)」
風「どちらで、そんな言葉を覚えたんですか!?」
フェ「テレビで言ってた。」
風(リビングでじっとテレビを見ていらっしゃる時は要注意ですわね。)
91.貴方の「はじめて」は何歳の時?
フェ「ほんのガキだったが、歳は覚えてないな。」
風「そうなんですか、初めて伺いましたわ。」
フェ「城使いに入った時に娼館に連れて行かれたんだよ。
手練手管の女に引っ掛からない為にも早目に数をこなせと言う輩も多かったし、戦場へ出ればいつ命を落とすのかわからないからな。」
風「私には想像出来ない厳しい世界なのですね。」
92.それは今の相手?
フェ「風は俺が初めてでいいんだよな。」
風「///はい。」
フェ「俺はさっき言った通り違う。誰かもわからない相手だったが、優しい良い女だった。」
93.どこにキスされるのが一番好き?
フェ「唇。近付いてくる顔を見てるのも好きだな~。」
風「目を閉じていらっしゃらないなんて、狡いですわ。」
フェ「目を離すのが勿体ない・笑」
風「意地悪をなさるなら、もうしません。」
94.どこにキスするのが一番好き?
フェ「胸元。抱き締めて喉元から、こう滑らせるのが好きだな。」
風「もうしないのでお答えする必要はありませんわよね。」
フェ「フウ~~~。」
95.エッチ中に相手が一番喜ぶことは何?
風「そりゃあもう、何をなさってても嬉しそうですわ。」
フェ「好きな女と一緒にいるんだから、嬉しいに決まってるだろ。」
風「////」
フェ「だから、お前も意地悪言うなよな。」
風「はい。」
96.エッチの時、何を考えてる?
風「色々と恥ずかしいのが最初ですけれど、何も考えてなどいられないというのが事実です。」
フェ「フウが喜んでくれてるかが気になるな。俺自身の快楽より気になる時もある。」
97.一晩に何回くらいやる?
フェ「三回程度…早いかなとも思うけど。」
風「私は比べる相手はいらっしゃらないのでお気になさらないで下さい。不自由など感じておりませんし、酷く疲れるのも嫌なので…。」
フェ「なんで?」
風「汗をかいたり、汚い身体で一緒に休むのが恥ずかしいんです。」
フェ「…(汚いなんて思った事もないけど)考慮する。」
98.エッチの時、服は自分で脱ぐ? 脱がせてもらう?
風「気付いたら服を着ていない事が多いですわ。」
フェ「この頃は、フウも脱がせてくれるよな・喜」
風「私ばっかりだと狡い気がするんですもの。」
フェ「大歓迎です。」
99.貴方にとってエッチとは?
フェ「今はまだ若いから好きな相手とする欲望を満たす行為だな。歳を重ねていけば、違う意味合いを持つ日も来ると思う。」
風「好きな相手の存在を確かめる行為ですわ。それを楽しめるほどに私が成熟していないのかもしれません。それと…。」
フェ「それと?」
風(貴方を私に引き留めておく行為…なんて少し卑屈ですわね。)
100.相手に一言どうぞ
風「恥ずかしい質問ばかりで気疲れ致しました。」
フェ「じゃあ、どっかで休憩していこうか?」
風「まぁ、それはどういう意味ですの?」
フェ「俺がフウをギュウっと抱き締めて癒してやるという意味・笑」
風「もう、貴方という方は…。」
フェ「惚れてるから仕方ない、だろ?」
という訳で、100は結構大変でした。
うちのサイトの傾向と対策。此処は試験に出ますから・笑
何故フェ風が遠い…。
はろいんもすっかり忘却の彼方でしたが、う~んあれの続きを読みたい方がいらしゃるのだろうか。
さて『純喫茶磯部』見直しします。
昨日借りてきたんですが、覚えているのが最初と最後のみ。あとはクッションによりかかり爆睡していたようです。
女子高生の里依紗ちゃん可愛い。
そしてサイトのお掃除を兼ねてファイルの整理をしていたら、ジェピのかぷなりが出出来たので懐かしかったんで折込に入れときました。
こんな無茶ブリコンセプトで小説を書いていたんだなぁ私は…シミジミ。
カプなり100の質問
カップリングなりきり100の質問1~10
ジェイピオver.
配付サイト→http://bianca77.easter.ne.jp/
1.あなたの名前を教えてください
J「ジェイド・カーティスと申します」
P「ピオニー・ウパラ・マルクト九世」
J「ウパラの響きは可愛いですねぇ」
P「うっさい。」
2.年齢は?
J「35歳になりました。」
P「という事は,俺は36歳だな。」
J「歳をとると、年齢を思い出せなくなるそうですね。」
P「…お前とひとつしか違わないんだが。」
3.性別は?
J「男です。」
P「俺が男でなかったら、困るだろ?」
J「いえ、別に」
P「Σ」
4.貴方の性格は?
P「自分の性格は自分ではわからん。」
J「真面目な正直者です。」
P「どの口がそんな事を言うんだよ。」
J「この口ですが、何か?」
5.相手の性格は?
J「コスプレ至上主義で、天真爛漫と言えば聞こえもいいですがノー天気と総評され、親馬鹿ならまだしもぶうさき馬鹿」
P「…。」
J「適切ですね。」
P「…こんな性格だ。」
6.二人の出会いはいつ?どこで?
P「ネビリム先生の教室だよな?」
J「最初にあったのは、道路ですよ。」
P「あれ?」
7.相手の第一印象は?
P「サフィールを虐めてて、意地の悪い奴だと思った。」
J「…。」
P「どうせ、馬鹿だとでも思ってたんだろ?」
J「自覚があるんですか?」
P「本当に思ってたのか!?」
8.相手のどんなところが好き?
J「どこでしょう?」
P「なんで、俺に聞くんだよ?」
J「(馬鹿なところと言ったら怒るでしょうねぇ)」
9.相手のどんなところが嫌い?
P「別にないな。」
J「…という寛容さが時折疎ましいですね。」
10.貴方と相手の相性はいいと思う?
P「親友なんだから相性はいいだろ?」
J「忍耐強い自分を褒めてあげたいと思います。」
P「お前が言うな!!」
素敵マガさまのを読んだ事がありますので、がたぶるです。
それにしても才能ないなぁ(涙
11.相手のことを何て呼んでる?
J「皇帝ですので『陛下』とお呼びしています。」
P「ジェイド。」
J「数年前までは『殿下』でしたねぇ。」
P「そっちの方が呼ばれ馴れてるぞ。」
12.相手に何て呼ばれたい?
J「特別な希望はありませんが『可愛くないジェイド』は止めていただきたいですね。」
P「実際可愛くないじゃないか。」
J「………ピオニー。」
P「…っ。急に名前で呼ぶな。」
J「おや、どうかしましたか?」
13.相手を動物に例えたら何?
P「…兎?」
J「目が赤いからですか?単純ですねぇ。」
P「じゃあ、お前はどう思ってるんだよ。」
J「皇帝を比喩するなんて滅相も無い(にこっ)。」
P「…。(ロクでもないことを考えてやがるな。)」
14.相手にプレゼントをあげるとしたら何をあげる?
P「こいつの欲しがるものなんて、検討もつかないな。」
J「おや、そうですか?(にっこり)」
P「…。(言わなきゃ良かった)」
15.プレゼントをもらうとしたら何がほしい?
J「命をかけても手に入らないものですかねぇ。」
P「…。」
J「おや、どうしました?」
P「俺はもらってるからいい。」
J「(可愛いことを…。)」
16.相手に対して不満はある?それはどんなこと?
P「あるような気もするが、改めて聞かれると無いな。」
J「というような、寛容さは、とてつもなく不満です。」
P「Σさっきから、なんなんだよ。」
J「別に。」
17.貴方の癖って何?
P「立ったときに腰に手をあてる?」
J「そのまま、片手で牛乳を飲めば、風呂上りのおっさんそのものですね。」
P「お前の嫌味は癖そのものだ。」
18.相手の癖って何?
P「後ろ手を組んだり、眼鏡を押し上げたりするけど、あれは本当に癖か?意識してやってるような気がするぞ。」
J「さあ、どうでしょうね。(にこ)」
P「(胡散くさい…。)」
19.相手のすること(癖など)でされて嫌なことは?
J「ぶうさぎに名前をお付けになるのは、皆迷惑していると思いますが?」
P「大好きな奴の名前を付けて何が悪い。」
J「…そのうちに『ウパラ』というペットを飼いますよ。」
P「俺の方が可愛いから問題ない。」
J「…。」
20.貴方のすること(癖など)で相手が怒ることは何?
J「愛想をよくするとキモイとおっしゃいますね。」
P「お前がお前らしくないのは嫌いだ。」
J「(可愛すぎる答えですね。)」
21.二人はどこまでの関係?
J「既成事実のある関係です。」
P「事務的な言い方だ。」
J「では、恋人同士です。」
P「Σ」
22.二人の初デートはどこ?
P「デート…。」
J「二人で出掛けたというのなら、子供の頃、ロニール雪山に魔物を殺しに行きました。」
P「行った、確かに行った。けど、それはデートじゃないだろ!?」
23.その時の二人の雰囲気は?
P「このまま、答えるのか?」
J「私は鬱陶しかったです。陛下もずっと黙ったままでしたね。」
P「…。」
J「こんな雰囲気ですか?」
24.その時どこまで進んだ?
J「山の中腹位までは。」
P「…(絶対わざとだ。)」
25.よく行くデートスポットは?
P「今からつくるから、外出させろ。」
J「陛下の私室か、私の執務室で充分です。やることはやれますから。」
P「そんなのはデートじゃない!!(泣)」
26.相手の誕生日。どう演出する?
P「女なら花でも送るんだが…お前は何かくれるか?。」
J「国を上げて盛大に式典が開かれますので、特別には必要ないかと思われますが?」
P「…それとこれとは、別だ。」
J「(おや拗ねてますね。)では、宝石でも送りましょう。」
27.告白はどちらから?
P「ジェイド。」
J「そうなりますかね。」
P「行動的にはそうだろ?」
J「では、実力行使で告白致し「ジェイド!!」。」
28.相手のことを、どれくらい好き?
J「私の行動全てに制限をつける程に。」
P「……足枷になっているって事か?」
J「貴方が『全て』という意味です。」
P「!?」
J「おや、ご存じありませんでしたか?」
29.では、愛してる?
J「愛という言葉の総意を未だに理解はしていないと思いますので、答えを出しかねます。」
P「お前らしい答えだなぁ。俺も正直わからん、大事ではあるけどな。」
J「それも、貴方らしい答えですね。」
30.言われると弱い相手の一言は?
P「…。」
J「…。」
(お互いに知られたくないらしい)
31.相手に浮気の疑惑が! どうする?
J「元々博愛を旨として頂かなくてはならない職種の方ですので、気にしません。」
P「それは、側室いっぱい囲って子作りに励めという事かよ。」
J「まぁ、そうとも言いますね。」
P「俺は種牛じゃない。」
32.浮気を許せる?
P「俺の『ジェイド』だけど、俺だけの『ジェイド』じゃないからな。」
J「ご心配なく、貴方だけを見ております。」
33.相手がデートに1時間遅れた! どうする?
P「ジェイドが…?あり得んな。」
J「行きたくない約束には、行く気すらありませんから。遅刻などしませんね。」
P「…それ、サフィールの事か?」
34.相手の身体の一部で一番好きなのはどこ?
J「全て。」
P「…お前、質問の意図を考えてるのか?一番だぞ。」
J「そういう事でしたら、全て揃って『陛下』ですので一番は貴方という答えになります。」
P「…もういい。俺は、ジェイドの目が好きだ。」
J「光栄ですね。」
35.相手の色っぽい仕種ってどんなの?
J「無防備な時が一番色っぽいですね。」
P「お前は、自分が相手にどう見えるのか計算してやってるよな。可愛くない。」
J「素材に恵まれているものですから。(無意識に艶っぽい貴方の方が遙かに問題ですよ。)」
36.二人でいてドキっとするのはどんな時?
J「陛下の行動は、論理の構築と合理性を欠いているのでいつも驚かされます。」
P「馬鹿なら馬鹿ってはっきり言え!」
J「畏れ多くて、そんな事は申し上げられません。(にこ)」
37.相手に嘘をつける? 嘘はうまい?
P「ジェイドは意外と誰にも嘘はつかないな。」
J「そんな事を言うのは、貴方くらいですよ。どうしてですか?」
P「真実を告げない事と嘘をつく事は別だと思う。」
J「…確信を持った事以外は言いたくないだけですよ。(鋭すぎですね)」
38.何をしている時が一番幸せ?
P「ぼ~っとしている時。」
J「では、今朝の会議中はさぞ幸せでしたね。」
P「‥反省してます。」
39.ケンカをしたことがある?
P「今は減った。」
J「皇帝に即位される前の方が多かったですね。」
40.どんなケンカをするの?
J「口論です。」
P「最後には、お互いに相手の話を聞いてない。自分の言いたいことだけ言ってる。」
41.どうやって仲直りするの?
J「陛下の頭が鶏なので、次の日には普段通りです。」
P「…。(お前は蛇みたいに執念深いけどな。)」
42.生まれ変わっても恋人になりたい?
P「…今と同じ立場なら嫌だな。」
J「それは、上下の…「違…いやそれもある!」
43.「愛されているなぁ」と感じるのはどんな時?
J「私の目を反らさずに真っ直ぐに見つめ返してくる時ですね。」
P「こいつの奸計が俺の為だと知った時。」
J「私は軍属ですので、当たり前ですよ。」
P「お前は基本的に他人の為には動かない。…今はそうでもないけどな。」
44.「もしかして愛されていないんじゃ・・・」と感じるのはどんな時?
P「無いな。」
J「貴方を信用させて…かもしれませんよ。」
P「お前になら殺されても良い。」
J「…。(勝てませんねぇ)」
45.貴方の愛の表現方法はどんなの?
P「出来るだけ、相手に触れていたいと思う事…かな?」
J「スキンシップは重要な愛情表現ですけれどね。」
P「…不満そうだな。」
J「扱いがぶうさぎと同じですから。」
P「Σ」
46.もし死ぬなら相手より先がいい? 後がいい?
P「先に死んでお前に『死』を教えてやる。」
J「貴方に死なれる位なら、自殺しますよ。」
P「…………すまん。」
J「これに懲りたら、先に死ぬなどとおっしゃらないようにお願いします。今度言ったら殺しますよ。」
P「おい!?」
47.二人の間に隠し事はある?
P「ある。」
J「あります。」
P「正直者とか言ってたくせに。」
J「申し上げないだけですよ。(にっこり)」
P「…。」
48.貴方のコンプレックスは何?
P「皇帝であること…だろうな。」
J「…。(そこから、貴方を解き放ってあげられない事ですね。)」
49.二人の仲は周りの人に公認? 極秘?
P「一応、秘密か…?」
J「この間ルーク達に見られました。(にこり)」
P「!!!」
50.二人の愛は永遠だと思う?
P「憧れる言葉ではあるけどな。」
J「無垢に信じていられる歳ではありませんねぇ。」
P「Σ信じていた時があったのか!?」
J「願っていた時期はありますよ。…そんなに後ずさらなくても。」
…やっと、半分です。
後半の質問は、相当照れが入ります。(汗)
51.貴方は受け? 攻め?
P「犯られてる…。」
J「犯らせて頂いております。」
P「丁寧に言えばいいってもんじゃないだろう、たまには替われ。」
J「嫌ですよ。」
52.どうしてそう決まったの?
P「こいつに聞いてくれ。」
J「そうですねぇ、陛下に対する自分の気持ちを確認したかったのかもしれませんね。」
P「今も?」
J「今は想いに揺らぎはありませんよ。」
53.その状態に満足してる?
P「ジェイドが良いならいいか…って感じだ。」
J「それに甘えさせて頂いてます。」
P「替わる気は?」
J「皆無です。」
54.初エッチはどこで?
P「こいつの執務室で襲われた。」
J「(数日前から機会を伺っていました。)」
55.その時の感想を・・・・
P「…途中で気絶して助かった。」
J「相当に痛かったようですね。」
P「痛いに決まってんだろう!お前もやられてみろ!」
J「嫌ですよ(にっこり)。」
56.その時、相手はどんな様子でした?
J「貴方の方が辛そうだったのに、『大丈夫だ』とおっしゃいましたね?」
P「お前があんまり酷い顔をしているからだ。」
J「…。」
57.初夜の朝、最初の言葉は?
P「目が覚めたら自分のベッドだった。朝の会議で顔を合わせた時も、普段通りにお澄まし顔してやがる。」
J「…。」
P「…というのは、嘘だ。動揺しているのがバレバレだった。」
J「貴方は本当に普通どおりでしたよ。」
P「流石だろ?」
58.エッチは週に何回くらいする?
J「1~2回ですか?」
P「そんなもんか。」
J「お互いに若くないですねぇ。」
P「ほっとけ。」
59.理想は週に何回?
P「…3回か…4。…何驚いた顔してるんだ?」
J「貴方から増やす回答をするとは思いませんでしたので。」
P「間が空くのも意外と辛いんだよ。そうでなければ、やらない方が「却下です。」」
60.どんなエッチなの?
P「普通…?」
J「ですね。」
P「男同士がどうかと問われると、普通ではないと思うが。」
J「それが前提の質問なので、普通です。」
61.自分が一番感じるのはどこ?
P「…ジェイドの場合は、声だけでもぞくっとする。」
J「可愛い事を言っていると、ここで押し倒しますよ。」
P「やめろ。」
62.相手が一番感じているのはどこ?
J「ナカ…と言いたいところですが、まだ痛そうですね。」
P「けど、お前は入れてる時が一番だろ?」
J「貴方を感じる事の出来る最高の時ですからね。ピオニー。」
P「っ…。」
63エッチの時の相手を一言で言うと?
P「優しいけど、しつこい。」
J「素直で可愛いです。」
64.エッチははっきり言って好き? 嫌い?
P「嫌いじゃないが、複雑な気分だな。」
J「昔はあまり好きではありませんでした。」
P「なんで?」
J「面倒くさくて。」
P「身も蓋もない…俺は女性相手でも充分楽しめるぞ。」
J「……ほお…?」
P「(やば…。)」
65.普段どんなシチュエーションでエッチするの?
J「大半は私の執務室ですね。」
P「俺の私室でも、それなりに。」
J「私は豚小屋では欲情しかねますが?」
P「するときゃ、するくせに。可愛くないなぁ。」
66.やってみたいシチュエーションは?(場所、時間、コスチューム等)
J「この間はメイド姿の「言わんでいい!!」」
P「俺は時間に追われないのが理想だ!!」
J「大声を出さなくても、これ以上は言いませんよ。」
67.シャワーはエッチの前? 後?
P「浴室にいる時ってのもあったが、たいてい後だな。」
J「汚れたままで就寝されると、翌日の業務にも差し支えますからね。」
68.エッチの時の二人の約束ってある?
P「無い。」
J「私の良識の範囲内で収めております。」
P「(どの面下げて言うかな、こいつは。)」
69.相手以外とエッチしたことはある?
P「男は無いぞ。」
J「女性相手では、陛下の方が経験豊富だと思いますよ。」
P「?なんで」
J「別に…街で聞く噂話ですよ。」
P「(ますますやばい気がしてきた)」
70.「心が得られないなら身体だけでも」という考えについて。賛成? 反対?
J「やってみたことはありますが、つまらないですよ。」
P「!?」
J「薬で抵抗出来ない相手なんてそんなものですからね。」
P「俺の事かよ!?」
71.相手が悪者に強姦されてしまいました! どうする?
P「俺をか?なかなか強いぞ、俺は。」
J「そうですが、貴方は懐に入った人間には甘いので、無いとは言いがたいですね」
P「…。」
J「勿論、そうなったら私は冷静ではいられませんよ?」
P「…気を付ける。」
72.エッチの前と後、より恥ずかしいのはどっち?
P「後だな」
J「どうしてですか?」
P「覚醒して、覗き込んでるお前と目が合うとガキの頃みたいに心臓が鳴る。」
J「では、これからはずっと見ていることにします。」
P「悪趣味。」
73.親友が「今夜だけ、寂しいから・・・」とエッチを求めてきました。どうする?
P「サフィールが来るなら俺じゃなくてお前んとこだろ?どうする?」
J「どうもこうも無く却下です。そもそも、私のところへは、そんな要件では来ませんよ。」
P「そうか?」
J「そうですよ。(わかっていないところが危ないですねぇ)」
…こういうのは、小説書くより才能がいるのかもしれません。
息切れしてきました(笑)ゼエハア
74.自分はエッチが巧いと思う?
J「技巧的には自信があります。」
P「俺もあるから、一回犯らせ「却下です。」」
75.相手はエッチが巧い?
P「巧い。」
J「おや、素直な感想ですね。」
P「嘘を付いても仕方ないだろ?」
J「陛下は攻められる側としてもお上手ですよ?。」
P「は?」
J「受け方や反応の返し方がそそりますから。さぞ、女性相手に豊富な経験をお積みになったんでしょうねぇ。」
P「……怒ってるなら、素直にそう言え。」
J「別に。(にっこり)」
P「可愛くないぞ。」
76.エッチ中に相手に言ってほしい言葉は?
J「名前ですね。切羽詰まった掠れた声で呼ばれると抑えが効かなくなりますね。」
P「嫌だとか拒絶の言葉を返すのも、嬉しそうに見えるんだが?」
J「そういう場合は、堕として差し上げたくなりますので。」
P「…鬼畜。」
77.エッチ中に相手が見せる顔で好きな顔はどんなの?
P「顔…というか眼が好きだ。」
J「私も焦点の合わない眼で見つめ返してくる貴方は好きですよ。」
P「なんで?」
J「我を忘れて欲しがっているのが明白ですから(にっこり)」
P「うっ…。」
78.恋人以外ともエッチしてもいいと思う?
P「…したければいいぜ。」
J「ご冗談を。」
79.SMとかに興味はある?
P「…興味じゃなくて、素でやってるよな?お前は。」
J「手段が豊富…と言って下さい。」
P「…。」
J「苦痛に満ちた表情を楽しむ趣味はありませんので、嗜む程度に…というところですね。」
80.突然相手が身体を求めてこなくなったらどうする?
P「あぁ現役を退いたんだなぁ…と「(にこ)今すぐ押し倒しますよ。」」
P「…。」
J「私は無理矢理にでも求めると思いますよ。」
81.強姦をどう思いますか?
P「…てことは、これだよな?」
J「ああ、先の質問ですか。そうなりますね。」
P「はっきり言って怖いし、軽蔑もする。」
J「そもそも相手の気持ちを考えているのならしないものですから。」
P「…だよな。」
82.エッチでツライのは何?
P「やっぱり、ナカだな。」
J「回数を増やせば馴れるものでしょうかねぇ?」
P「しらん…(知りたくもない)」
83.今までエッチした場所で一番スリリングだったのはどこ?
P「スリリング…。」
J「私の執務室でも外には兵士がいますので、声が漏れる事など考えるとスリリングと言えない事もないですね。」
P「お前とやってること自体が一番スリリングだよな。」
J「まぁ、結論から言えばそうですね。」
84.受けの側からエッチに誘ったことはある?
J「大胆に『来い』とかおっしゃいますね。」
P「やりたい時もある、悪いか。」
J「大歓迎ですよ。」
P「………今は言わないぞ。」
J「それは残念。」
85.その時の攻めの反応は?
P「こういう時ほど、焦らす。」
J「お強請りがたまらなく可愛らしいもので。」
P「最低…。」
86.攻めが強姦したことはある?
J「はい。(にっこり)」
P「爽やかに肯定するな。」
J「事実ですから。」
87.その時の受けの反応は?
J「抵抗しないように最初から手を打っておきました。泣く事しか出来ない貴方を犯すのもそれなりに興奮しましたね。」
P「…かなり最低な事を言ってるな。お前。」
J「青年男子を合意なしで組み敷くのは難しいですから。特に貴方は強いですし、機転もきく。力だけでは無理だと判断した上での結果です。」
P「理論立てて説明されても困る…。」
88.「エッチの相手にするなら・・・」という理想像はある?
P「俺が欲しくて、相手も俺を欲しい事…だな。」
J「陛下を除けば、自分の都合がいい相手という答えですね。」
P「人としてはどうだよ、それ。」
J「基本的には間違っていないと思いますよ。」
89.相手は理想にかなってる?
P「叶ってるとは思うんだが?生憎と片方の気持ちも条件に入ってるんでね。」
J「今すぐにでも、証明して差し上げますよ。」
P「遠慮する。」
90.エッチに小道具を使う?
P「なにげに使用されている気がする。」
J「話の流れにそったスムーズな導入が必要かと思います。」
P「オイ…何の話だ…。」
91.貴方の「はじめて」は何歳の時?
P「俺がまだ初々しい…「この場合男性に関してではないでしょうか?」」
P「…33。お前は…?」
J「私がまだ初々しい…。」
P「本気かよ。」
J「どうでしょう。(にっこり)」
92.それは今の相手?
P「…こいつ。」
J「陛下が初めてだった事に安心したのは本当です。」
P「…。」
93.どこにキスされるのが一番好き?
P「目尻。こいつが寄越すキスで一番優しい。」
J「指先。無心でご奉仕頂くのも、お仕えする方に…と思うとぞくりとしますね。」
P「ドS。」
J「お褒め頂いて光栄です。」
94.どこにキスするのが一番好き?
P「好きかどうかはわからないが、首が多い。」
J「しがみついていらっしゃるからでしょうねぇ。私は唇。」
P「えらく普通の答えだな。」
J「吐息すら奪いたいと思いますので。」
95.エッチ中に相手が一番喜ぶことは何?
J「焦らされて、敏感になってきた「ジェイド!」」
P「こいつは何してても、いやらし笑顔だ!」
J「勿体ないので言いませんが、言葉にするのも惜しいほど可愛いです。」
96.エッチの時、何を考えてる?
P「何も。こいつ相手にそんな余裕は無い。」
J「私もですね。」
P「嘘つけ。」
J「そうですか?(貴方相手に余裕があるはずがありませんよ。)」
97.一晩に何回くらいやる?
P「体力が許すだけ。」
J「まぁ、この歳ですし、たいした事はありませんね。」
P「…。」
J「記録にでも挑戦しますか?」
P「勘弁してくれ。」
98.エッチの時、服は自分で脱ぐ? 脱がせてもらう?
J「私は脱がないことが多いですね。」
P「俺は脱がすくせに。」
J「貴方の肢体は見飽きませんから、綺麗ですよ。」
P「…真顔で言うな…。」
99.貴方にとってエッチとは?
J「生理的な欲求を満たすものというよりは、自分や陛下の想いを確認させて頂いている行為です。抱き合うだけで充たされる時もありますし、何度やっても渇望してしまう時もあります。」
P「俺のジェイドを実感する時…かな?」
J「何度も言うようですが、貴方以外を求めたいとは思いません。」
100.相手に一言どうぞ
J「死が二人を分かつまでお仕えします。」
P「どんな手段を使っても、生き長らえて側にいろ。」
J「仰せのままに。」
終わりました~。
楽しんでいただけたら幸いでございます。
お互いが大好きな、あり得ないじぇいぴおだと思いました。(笑
俺の本気を見てみるか(大したこと無)という気持ちで頑張ろう…。
つい最近支部で小説を読むことを覚えました。毎日凄まじい数が更新されるので、途中まで拝見していてしおりを挟み忘れ、一体どれを読んでいたかわからない…なんて事態が毎夜のごとく起こってます。
学ぶくんとケイコちゃんから縁遠い生活なので、凹みますね~。
人気の作品はほくほく状態で読めても、品薄な作品はどこでも品薄だな…とつくづく。でも満たされると書かない傾向なのでのんびり出来て嬉しいかも。
タイバニは面白いや。(笑
さて、続きに苦労性フェリオさんです。
別段寒い訳じゃない。陽気は春のうららだったし、きっちり上着だって羽織っているのだ。
強いて言うなら、心と懐が寒い。
仕方無いのはわかっていても、どうして俺が(わざわざ)買い出しに出てやらなければならないのだ。エメロードならまだしも、何故アイツにと思うと納得出来ない。
俺が出来るせいぜいの抵抗は、自分用の菓子を幾つも買って帰る事だったけれど、これもリスクが無い訳じゃない。
アイツが払わないと言ったら、(俺の奢り)と言う恐ろしい未来が待っているのだ。あまりの恐怖にフェリオは思わず身震いをする。
…意地になって買いすぎたかもしれない…。
そろそろと後悔がフェリオの頭を重くしてきた頃、アパートが見えてくる。部屋の窓が明々としているのを見ると、ほっこりと嬉しくなる自分には呆れた。
まあ、いいか…。
存外自分は単純なんだと思う。首を竦めてクスリと笑った。
少しだけ足取りが軽くなったけれど、そう言えば今日はほのぼのとした気分が訪れると荒んだ出来事がやってくる日ではなかっただろうか?
不吉な思いが脳裏に浮かんだ途端、ドンと扉を閉める音が路上に響いた。つられて振り返ったフェリオは、こちらに突進してくる人影に目を丸くする。
彼は、長い髪を振り乱し自分の名を呼んだ。
「フェリオくん!!」
彼の背後には、路上に置きさられたミニクーパーが、運転席側のドアを全開にして健気に暖機運転を続けていた。ボボボッと鳴くエンジン音が不満そうに聞こえた。
「ザガートさ…ん??」
走り込んで来たかと思えば、急に立ち止まり慣性の法則で後方に倒れ込みそうになって踏み止まる。そして、両手を掴まれまま包み込む様にして、膝を付かれた。
事態を飲み込め無いフェリオが目を白黒している間に、頭を垂れたかと思う男は再び勢い良く顔を上げた。
「申し訳ない、この間は偉そうな事を言って於いて、エメロードを涙させるなど私は万死に値する!」
は、万死?…!?
「えと、そんなに思い詰めなくてもいいんじゃないか、と…俺…。」
きっとたわいない痴話喧嘩だと踏んで、そろそろと手を引き抜こうとすれば、反対にガッシリ掴まれた。
「ありがとう、君もエメロードと同じで優しいんだね。」
結構思いこみの激しいタイプなのだろうか。でも、そういうところは、姉と相性が抜群かもしれない。
フェリオは妙に納得し、ここは、落ち着いてゆっくりと話しを聞くべきだろう思い直した。
常に一人で納得して、鼻息を荒くする姉の存在が目の前の男にだぶる。
「姉はどうして怒ったんですか?」
「彼女が折角作ってくれた昼食について、私がいらない感想を告げてしまったのだ。」
昼…?それって、差し入れの弁当だろうか。そう言えば、今日は珍しく姉が作ってくれたけど。
「普段彼女が食べているものと味が異なっていたものだから、それをつい…。
どんなものでも、エメロードが作ってくれたの食事に不満はなかったのだけれど。私の不用意な一言が彼女を傷つけてしまった。」
…え、と…それって…。
点と点が線で繋がった予感に顔を歪めたフェリオは、駆けて寄ってきた姉を見つけて息を吐いた。そして、ザガート越しに声を発する。
「姉貴は俺の作った弁当を、自分が作ったと偽ってサガートさんに喰わせてたのか!」
「失礼ね!私が作ったなんて一言も言ってないわよ!」
顔を真っ赤にして声を発してきた姉に、どうやら誤解も解けたようだと気が付いた。後ろからランティスが歩いて来たから、あちらの話しを聞いてくれたのはアイツなのだろうとわかる。
「今日作ったお弁当は正真正銘、私が作ったんだからね!」
ザガートに向けて放っただろう姉の言葉に、彼はやっと納得した表情で俺を解放して、姉を抱き締めた。
「それでも、君を傷つけた事にかわりはないだろう?」
「だって、ザガートがたまたまあげたおかずの味を覚えているなんて思ってもいなかったのよ。」
「エメロードから貰ったモノの味を、私が忘れるはずないだろう。君から貰ったものは全て覚えているよ。」
「ザガート…。酷い事を言った私を許してくれる?」
「私は許したいんじゃない、愛してるよエメロード。」
そうして、態度を豹変させ、らぶらぶになったカップルは、迷惑を掛けたと謝ったのちに、ピンク色のオーラを振りまきながら、深夜のドライブへと旅立って行った。
そうしてふた、り取り残される。
フェリオは歩道と車道を隔てるガードに腰掛けた。ランティスもそれに習ったので、コンビニ袋を漁り、相手に珈琲を渡してやった。
自分も買ってきた炭酸飲料に口をつける。そして、溜息を付く。
「…普通気付かないか、あんなこと…。」
ぽつんと呟いたフェリオに、ランティスは首を横に振る。
「ザガートは、優しいがぼんやりだ。
大学時代、俺でもわかるほどに猛アピールをしていた女がいたが、アイツは全く気付いていなかった。通常から普通に優しいので当然相手は誤解し、最後は修羅場になった。
それでもアイツは気付かなかった。」
「…それは大変だったな…。」
さっきの様子を見ていれば、巻き込まれたんだろう出来事が簡単に想像が付き、フェリオは心底気の毒にという表情で隣りの男を見る。
そして、もう一口飲み込んでから思い出した事をランティスに話してやった。
「エメロードも大学時代の友人と好きな相手が被ったらしくて、騙しただの、利用しただの、絶交だのとそしりを受けたらしいが、全部誤解だからって無かった事になっていた。」
「…それは…。」
「だと思う…。」
ふたりが沈黙したのは、話題の友人がどうやら同じ人物ではないか気付いたからだ。お互いしか見えていないエメロードとザガートの間で、さぞ辛い想いをしたのだろうと考えれば、他人事とも思えない。
フェリオは思わず、名も知らない姉の友人に、心の中で両手を合わせる。
(迷わず成仏してください。)
そして特別に居心地が悪くもない沈黙続く。
ほっこりとした気持ちになったのはきっと疲れているからだろう。フェリオは少々赤面しそうな思考を打ち消して、考え直す。
「俺は(いわしの梅煮)が好きだ。」
…はぁ?
唐突に語るランティスをジロリと睨み上げたフェリオは、瞼を閉じてフンと鼻を鳴らした。
「また、今度な。」
「ああ。」
クスリと笑う気配がしたけれど、気付かないふりだ。少しだけ、相手に懐いたかもなんて、有り得ない。